のっぴーです。
今回は、「雪道を運転する6つのコツ」について、お話しして参ります。
その前に、軽く自分の経歴からお話しします。
自分は、10年間車の運転の仕事に携わっていて、仕事で年約4万キロ、プライベートで年約2万キロの計6万キロを年間で走行しています。
これは、地球約1.5周分の長さになります。
そんな自分が、運転や交通に関する情報をみなさんにお伝えすることにより、少しでもみなさんのお役に立てばと思い、記事をまとめております。
冬の時期の運転で厄介なのが雪道での運転になります。
地域によって、雪の降る量などはさまざまですが雪が降って道路に積もると運転に必要なレベルが一気にあがります。
しかも、普段ではありえない車の動きをしたり他の交通にも気をつたりしないといけないので、体力と精神力を大きく消耗します。
自分も、仕事の関係で雪道を運転せざるをえないときが何度かありました。
やはり、雪道での運転は困難を極めました。
今回は、そんな自分の経験から雪道を運転するコツをお話しして参ります。
こちらの記事をみて頂けば
「雪道の運転への抵抗がやわらいだ」
「雪道の運転に自信が持てるようになった」
「雪道の運転技術が向上した」
と思って頂けるかと思いますので、おすすめです。
雪道を運転する6つのコツとは?!
まずは、雪道を走行するためにはタイヤをスタッドレスタイヤに交換することをおすすめします。
スタッドレスタイヤは、冬用タイヤとも呼ばれ、雪や氷の上でも滑りにくく影響を受けづらくなります。
ノーマルタイヤで雪道を走行するのには、どうしても限界がありますので、冬の時期に雪道を多く走るという方は、スタッドレスタイヤへの交換を検討されるといいでしょう。
→スタッドレスタイヤのベストな交換時期とは?!の記事はこちらです。
→スタッドレスタイヤの選び方のポイントとは?!【参考になります】の記事はこちらです。
いつも通り走っている道路も、雪道が降って道路に積もると、状況が様変わりします。
できれば、道路に雪が積もったらなるべく運転しない方がよろしいですが、通勤や仕事の関係で運転しないといけない時もあるかと思います。
では、そのような状況でどうやって運転すればいいのか。
実は、雪道を走るにはいくつかコツがあります。
雪道では「通行」する場所や位置と、「操作」が大事になってきます。
正しい「通行」場所を選んで、「操作」をしないと、運転に苦労することになります。
そのため、雪道ならではの適切な場所の「通行」と「操作」をするようにしていきましょう。
ポイントのこちらです・・・
・車が通った気配のない道は走らない
・斜面のあるところを、なるべく通らない
・普段より車間距離をあけて低速で走る
・エンジンブレーキを使う
・急な操作はしない
こちらの記事をご覧頂くと、雪道での正しい「通行」と「操作」の方法がわかるようになり、雪道での運転への抵抗がやわらいで、自信がもてるようになります。
なるべく、わかりやすく説明していきますので、しっかりご覧頂けたら幸いです。
「スタッドレスタイヤのベストな交換時期」や「スタッドレスタイヤの選び方のポイント」の記事も、ぜひご覧ください。
https://noppy611224.com/studlesstire-change/
アスチャンネルさんの「雪道走行の基本 雪道の違い、準備、走り方、スタックからの脱出 今一度確認しましょう!!」の動画もとても参考になります、ぜひご覧ください。
轍を走る
雪道ではなるべく「轍」を走るようにしましょう。
「轍」とは「わだち」と読みまして、雪の上を車が通ったあとにできる、雪がへこんだ場所のことをいいます。
つまり、「轍」は他の車が自分が通行するまえに、少なくとも1台は通った場所ということになります。
他の車が通っているなら、必然的に自分の車も通れることになるので、雪道で立ち往生する心配が少なくなるのです。
しかし、前に通った車は四駆の可能性もありますし性能のいいスタッドレスタイヤをはいている可能性もありますので、注意が必要です。
ポイントとしては、「轍」が大きいほどたくさんの車が通ったことになるので、「轍」が大きいところを通るようにすると、比較的楽に運転することができます。
また、「轍」のところでは他のところより、操作もスムーズにできるので、より安心して運転できるので、雪道ではなるべく「轍」を走行するように心がけましょう。
・「轍」が大きいところを通るようにすると、比較的楽に運転することができます。
・「轍」のところでは他のところより、操作もスムーズにできるので、より安心して運転できます。
車が通った気配のない道は通らない
先ほどの「轍」のあるところを走るのに対して、車が通った気配がない道は通らない方がいいでしょう。
車が通っていない道は、「轍」がないためどのラインを走行すればいいのかわかりづらく、雪の量が多すぎて前にいくのが困難になることや、障害物や落下物に衝突する危険性があります。
「轍」のない、雪が積もりっぱなしで整備されていない道を無理やり走行して立ち往生になり困ったということを、自分自身や仕事の仲間も経験したことがあります。
幹線道路は、時間帯にもよりますが車の交通量が比較的多いと思うので、整備されていない道は少ないケースが多いですが。
交通量の少ない路地なんかは、「轍」がなく整備もされていないことが多いので気をつけましょう。
いづれにしても、車が通った気配がなく整備されていない道をみつけたら、なるべくその道は通らないようにして、若干めんどくさくても遠回りするようにしましょう。
・雪の量が多すぎて前にいくのが困難になることや、障害物や落下物に衝突する危険性があります。
・車が通った気配がなく整備されていない道をみつけたら、なるべくその道は通らないようにして、若干めんどくさくても遠回りするようにしましょう。
斜面のあるところを、なるべく通らない
雪道の場合、普段は普通に通れる斜面のある道でもタイヤが滑って雪にはまってなどの理由で、立ち往生してしまうことがあります。
そのため、なるべくは斜面があるところを通らないようにすることをおすすめします。
斜面で立ち往生してしまうと、自分が抜け出すのも大変ですが、他の車の交通にも迷惑をかけてしまうことになります。
自分も、実際そのような車を何台か見かけたことがあり、その際はだいたい長蛇の渋滞ができていました。
なかには、高速道路の長いトンネルの出口の斜面で立ち往生になった車がいて、その影響でトンネル内で10時間の足止め状況と通行止めになった事案もあります。
車の馬力やタイヤの状態により、走行できるかできないかの違いがでてくる時もありますが、立ち往生になってしまうと、ほんとに体力面も精神面も大ダメージを負うので、雪が積もっていたなら、なるべく斜面は通らないように心がけましょう。
・トンネル内で10時間の足止め状況と通行止めになった事案もあります。
・立ち往生になってしまうと、ほんとに体力面も精神面も大ダメージを負うので、気をつけましょう。
普段より車間距離をあけて低速で走る
路面に雪が積もっているときは路面の凍結具合にもよりますが、通常のときより制動距離が2~10倍長くなります。
そのため、車間距離を通常のときより2~10倍とらなくてはいけません。
さらに、ノーマルタイヤの場合はスタッドレスタイヤより制動距離が1.7倍長くなるので、より車間距離をあける必要があります。
車間距離をあけると同時に、普段より低速で走行することも心がけましょう。
低速で走れば、その分制動距離は短くなるので、車間距離を10倍まであける必要がなくなります。
アドバイスとしては、自分が想像しているよりも車間距離をあけて低速で走るとよろしいかと思います。
雪の上は、想像以上に滑るケースが多いですしブレーキも効きづらくなります。
また、雪道では自分が想像しているのと違う動きをしてしまうこともあるので、車間距離以外にも
他の車や交通と距離をとるようにしましょう。
・車間距離をあけるのと、普段より低速で走行することも心がけましょう。
・自分が想像しているよりも車間距離をあけて低速で走るとよろしいかと思います。
エンジンブレーキを使う
先ほどお話ししたとおり、雪の上では制動距離が長くなります。
また、タイヤが滑ってしまい、通常のブレーキが効かないなんけことも起こりえるのです。
なので、通常のブレーキ以外にもエンジンブレーキをうまく使うと上手に走行できます。
エンジンブレーキとは、ギアのチェンジによってかかり具合が変わるブレーキのことで、通常の運転だとドライブギアの「D」で走行されているかと思われます。
雪道では、状況によってセカンドの「2」やローの「L」にギアをチェンジするようにしましょう。
すると、よりエンジンブレーキがかかり、ブレーキペダルを踏まなくても自動的に内部でブレーキをかけてくれるので、減速することができます。
最近の車では、「2」や「L」の変わりに「B」や「M」などのギアがありますが、基本的には「D」レンジより下や右にあるシフトは、「D」レンジよりエンジンブレーキが強めにかかるので、雪道ではうまく利用していくと効果的です。
いきなり、雪道で使うのも心配かと思いますので、車の説明書をよく読んで、普段の道で試してみるといいでしょう。
通常の運転でも坂道やカーブの多いところで使用すると効果的です。
どのギアがどのくらいエンジンブレーキがかかるかわかっていると、より安心して雪道の走行ができます。
・基本的には「D」レンジより下や右にあるシフトは、「D」レンジよりエンジンブレーキが強めにかかるので、雪道ではうまく利用していくと効果的です。
・車の説明書をよく読んで、普段の道で試してみるといいでしょう。
急な操作はしない
雪道では、普段起こらないことが起きたり自分が想像しているのと違う動きをしたりします。
つまり、想定外のことが次から次へと発生するのです。
そんな時には、急な操作をしないようにすることが大切です。
急な操作とは主に、急ハンドル・急アクセル・急ブレーキになります。
急な操作をすると、自分自身にも周りの交通にもより危険度が高くなります。
雪道では自分もそうですが周りの方も走行に慣れていないため、お互い慌ててしまうと、大変なことになるので気をつけましょう。
万が一、立ち往生したり何かに衝突しそうになったりした場合は、一旦停止して落ちついてから次とる操作や行動を決めるようにしましょう。
自分ではわからなくてパニックになりそうなら、近くにいる人に助けて頂くようにしましょう。
雪の時の大変さはみなさん一緒ですから、きっと優しく手伝ってくださります。
とにかく、急な操作だけは危険性が高くなるのでしないようにしましょう。
どんな時でも状況でも、冷静に対応できると、運転スキルがだいぶ上達します。
・急な操作をすると、自分自身にも周りの交通にもより危険度が高くなるので、気をつけましょう。
・万が一の場合は、一旦停止して落ちついてから次とる操作や行動を決めるようにしましょう。
さいごに
雪は、運転にとって大敵であり、積もれば積もるほど運転が困難になります。
しかも、冬の一時期にしかやってこないため、めったにあることではないので、実際にあったときに一層難しさが増します。
しかし、雪道の運転もコツとポイントがあるので、しっかりおさえて実践できれば、雪の量にもよりますが、難しさをやわらげることができます。
雪の上を走ることは、地域によりますが、1年とおしてもあまりあることではありません。
そのため、普段から慣れていないのと経験が少ないのも重なって、いざというときに間違った操作や行動をして、危険な思いをしてしまうことになります。
雪の上では、誰でも想定外のことが起こるのは当然です。
それもふまえたうえで今回お話ししたポイントをしっかり身につけて、もしものときに適切な対応ができるようにしておくと、運転のレベルがあがります。
雪道での運転のコツのおさらいです・・・
・車が通った気配のない道は走らない
・斜面のあるところを、なるべく通らない
・普段より車間距離をあけて低速で走る
・エンジンブレーキを使う
・急な操作はしない
こちらを意識してやって頂くと雪道で困ることも少なくなりますし、突然のできごとにも落ちついて次の行動がとれます。
さいごに、雪道ではいろいろな状況があるかと思いますが、ぜひ自分自身の身と周りの方の身を第一に考えた行動をとるようにしましょう。
車が壊れたり物が壊れたりという危険もあるかと思いますが、人命が一番大切ですので、心のどこかでその意識をもって運転していくと、よりモラルのある運転者になれます。
雪道でも、モラルを守って安全で快適な運転をしていくようにしましょう。
アスチャンネルさんの「雪道走行の基本 雪道の違い、準備、走り方、スタックからの脱出 今一度確認しましょう!!」の動画もとても参考になります、ぜひご覧ください。
こちらの記事も、ぜひご覧ください。
ツイッターもやっています、ぜひご覧ください。
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