のっぴーです。今回は、「高速道路のナンバリングの意味とつけ方」について、お話しして参ります。
その前に、軽く自分の経歴からお話しします。
自分は、10年間車の運転の仕事に携わっていて、仕事で年約4万キロ、プライベートで年約2万キロの計6万キロを年間で走行しています。
これは、地球約1.5周分の長さになります。
そんな自分が、運転や交通に関する情報をみなさんにお伝えすることにより、少しでもみなさんのお役に立てばと思い、記事をまとめております。
高速道路を走行していると、不思議な表示をみかけることがないでしょうか。
現在走行している路線名と一緒にアルファベットと数字が組み合わせれて表記されているものです。
たとえば、東名高速道路なら「E1」関越自動車道なら「E17」のように、高速道路の路線によって数字が変わってきます。
数字のつけ方は、高速道路によってまちまちです。
最近、高速道路の路線名と一緒につくようになったアルファベットと数字の表記。
いったい何のために表記されているのかも、わからない方が多いのではないでしょうか。

そこで今回は、高速道路の路線名の近くに表記されているアルファベットと数字の意味とつけ方について、詳しくお話ししていきます。
ぜひ今度の高速道路を利用する機会に役立てていただけると思います。
高速道路のナンバリングの意味とつけ方とは?!
高速道路の路線名の近くに表記されている、アルファベットと数字の組み合わせは、ナンバリングと呼ばれるもので、2017年より高速道路や有料道路につくことがはじまりました。
比較的新しい表記なのと表記の近くに主だった説明もないため、このナンバリングがなんのためについているのか、わからない方も多くいらっしゃいます。
実は、高速道路のナンバリングは自分たちがより高速道路を利用しやすくなるためのものであり、知っておくと意外なところで活用できたりします。
高速道路の知識の1つとして、ぜひナンバリングについて理解を深めて、もっと高速道路を快適にそして楽しく運転していきましょう。
高速道路のナンバリングの意味とつけ方がこちらです・・・
・番号は基本的には並走している国道の番号が割り当てられています
・環状線は中心地から「C1」が割り当てられています
高速道路のナンバリングは、ネットワークの拡大にともない表記されたものなんです。今後の高速道路がより利用しやすいものになっていくためのものでもありますので、しっかり理解しましょう。

1つずつ、詳しく説明をします。
「高速道路でETCのみ通れるところ」についての記事も、よろしければご覧ください。

海外の方でもわかりやすいように表記しています
まずは、そもそもなぜナンバリングが表記されているのか。
これは、かんたんに話すと海外の方でも高速道路の路線の区別がわかりやすいようにするためです。
日本国内には、以前にくらべて海外からいらっしゃる方も増えてきて、それだけでなく日本に長期的に在住される方も増えてきました。
そして、海外の方が日本の道路を運転することも多いのです。
となると、従来の漢字とローマ字だけの表記だけでは、わかりづらいという声が強くなり、高速道路の区別をかんたんにつけるようにしたのが、現在のナンバリングとなります。
当初は、2020年の東京オリンピック開催までには日本国内の全ての高速道路に表記することをめざし、現在ではNEXCO様が管理する高速道路や他一部有料道路で、高速道路のナンバリングが表記されています。
ナンバリングの表記があることにより、海外の方だけでなく、日本人にもより高速道路の区別がしやすくなったうえに、他の人と高速道路について話す際も、話題にあがるなどの効果がでています。
・現在ではNEXCO様が管理する高速道路や他一部有料道路で、高速道路のナンバリングが表記されています
・他の人と高速道路について話す際も、話題にあがるなどの効果がでています。
番号は基本的には並走している国道の番号が割り当てられています
高速道路のナンバリングは、どのように決められているかについてです。
基本的にアルファベットに関しては高速道路を英語に訳した「express way」の頭文字の「E」が使用されています。
ただし、そのあとの数字に関しては路線ごとに異なります。
そして、高速道路が開通した順とか主要の高速道路順とかで番号が順番に決まっているわけでもなく、いわゆる不規則に割り当てられています。
実は、高速道路のナンバリングの数字は高速道路と並走して通っている国道の数字が割り当てられています。
たとえば関越自動車道は国道17号と並走しているため、「E17」山陽自動車道は、国道2号線と並走しているため「E2」が割り当てられています。
そうすると、中央自動車道は東京から途中の長野県塩尻までは国道20号線と塩尻から名古屋までは国道19号線と並走するため、高速道路のナンバリングは、起点の高井戸IC~長野県の岡谷JCTまでが「E20」、岡谷JCT~終点の愛知県の小牧JCTまでは「E19」と途中で数字が変わる仕様となっています。
また、新東名や新名神、中国自動車道は高速道路が並走で通っているため、「E1A」のように、数字の後ろに「A」をつけることで高速道路同士が並走していることを表しています。
そして、主だった国道が通っていない地域もありますので、そのような高速道路の場合は2桁の数字のなかで空いている数字が割り当てられているのです。
高速道路のナンバリングの数字は、知れば知るほど興味深くなってきますので、高速道路の路線図をみながら、また実際に高速道路を走行しながら、覚えていくのもおすすめです。
・高速道路のナンバリングの数字は高速道路と並走して通っている国道の数字が割り当てられています。
・高速道路のナンバリングの数字は、知れば知るほど興味深くなってきます
環状線は中心地から「C1」が割り当てられています
都市部を中心に環状線の高速道路も次々と開通してきています。
環状線の場合、並走している国道がないうえに、通常のナンバリングとは異なるつけ方となります。
環状線では、まずナンバリングのアルファベットの部分が「E」ではなく「circular」の「C」となります。こちらは、主に首都圏と中京圏の環状線に使用されています。
環状線では、中心部の環状線から「C1」が割り当てられて、外側にある順に「C2」「C3」と順番に番号が割り当てられています。
首都圏では、首都高の都心環状線が「C1」となり、首都圏の外側にある外環道が「C3」、さらに外側にある圏央道が「C4」となっていて、これにより首都圏には4つの環状線高速道路があることがわかります。
環状線の知識があると、高速道路を上手に走行することができるので、運転の幅が広がりますし、快適さと便利さが向上しますので、ぜひ活用しましょう。
・環状線では、中心部の環状線から「C1」が割り当てられて、外側にある順に「C2」「C3」と順番に番号が割り当てられています。
・環状線の知識があると、高速道路を上手に走行することができます。
さいごに
最近、看板や高速道路上でよくみかけるナンバリングの表記には、みなさんにより高速道路の路線を理解してもらいやすくするための工夫なのです。
さらに、数字については並走している国道とリンクしているということで、時代は高速道路がどんどん発達している世の中でも、古くから日本の道路交通を支えてきている、国道とのつながりの大切さも感じられます。
現在では、高速道路の路線名で話をすることが多いですが、今後はナンバリングで話が通じあう世の中がくるかもしれません。それはそれで楽しそうですね。
高速道路のナンバリングの知識が深まれば、日本の道路事情についてもっと興味がでてきます。そうすると、運転がもっと楽しくなりますので、ぜひ試してみてください。
あらためて、高速道路のナンバリングの意味とつけ方のおさらいです。
・番号は基本的には並走している国道の番号が割り当てられています
・環状線は中心地から「C1」が割り当てられています
NEXCO様のご尽力により、高速道路はどんどん快適に満足度の高いものになっています。
ナンバリングもその1つであり、自分たちの高速道路での運転を手助けしてくれますので、上手に活用していきましょう。

今後も、運転についてさまざまな情報を発信します。よろしくおねがいします。
こちらの記事も、よろしければご覧ください。

ツイッターもやっています、ぜひご覧ください
コメント