のっぴーです。
今回は、「トンネルでの駐停車で気をつけたいこと」について、お話しして参ります。
その前に、軽く自分の経歴からお話しします。
自分は、10年間車の運転の仕事に携わっていて、仕事で年約4万キロ、プライベートで年約2万キロの計6万キロを年間で走行しています。
これは、地球約1.5周分の長さになります。
そんな自分が、運転や交通に関する情報をみなさんにお伝えすることにより、少しでもみなさんのお役に立てばと思い、記事をまとめております。
日本は、国土の約7割が山岳地帯だといわれております。
そのため、日本の道路も都市部以外はほとんどが山間部を走行することになり、カーブや起伏の激しい区間も少なくありません。
それにともない、山のなかを貫いて道路がつくられているトンネルの数も多く、運転しているとトンネルを通る機会というのは、意外にも多いのです。
トンネルでは、さまざまなことに気をつけて運転しなければいけません。
その1つに、トンネルでの駐停車があります。
運転していて、大事な電話がかかってきたりトランクから荷物をだしたかったりして、駐停車したいと思うときはないでしょうか。
それが、トンネルのなかだった場合どうなのか。
実は、トンネルならではのルールや気をつけたいことがいくつかありますので、お話ししていきます。
しっかりルールや気をつたいことを理解して、道路を安全に使用して、良識のある運転を心がけていきましょう。
トンネルでの駐停車で気をつけてたいこととは?!
日本では、トンネルでの走行の機会も多いですし、トンネルの走行時間も長めになります。
それゆえ、トンネル内でなにかがあったりなにかが起きる可能性は高くなります。
トンネル内でなにかあったとき、一時的に車を停めたいときがあるかと思います。
特に、長いトンネルを通行中になにかあったら、トンネルの出口までどのくらいかかるかわからないし、余計心配かと思います。
トンネルには、トンネルならでは決まりがありますので、まずはルールにのっとって行動することと、不足の事態の場合は周りの交通の妨げにならないように対処することが大事です。
ご自身もみなさんも安全にトンネルを通行できるように、しっかりルールやもしものときの対処方法を理解しましょう。
トンネルでの駐停車で気をつけたいことがこちらです・・・
・トラブルなどでやむを得ず駐停車する場合は、非常駐車帯を使用する
・駐停車の際は必ずハザードランプを点灯させて、車の後方に非常停止板をおく(発煙筒は使えません)
基本的なルールから、やむを得ない場合まで幅広く対応できるように、トンネルでの運転の知識を深めていきましょう。
1つずつ、詳しく解説していきます。
「正しいトンネルでの車線変更の方法」についての記事も、よろしければご覧ください。
トンネルでの駐停車は基本的に禁止です
まず、基本的な交通ルールとしてトンネルのなかは駐停車が禁止となります。
これは、どこのトンネルも共通で日本全国のトンネルが駐停車となります。
トンネルのなかは、暗いため周囲がみえにくいこともあり、駐停車している車がいると大変危険なため、駐停車はできないようになっています。
なので、もし駐停車したい場合はトンネルに入る前かトンネルを出たあとにするようにしましょう。
その際も、周りの交通の方々の邪魔にならないところでする必要があります。
トンネルのなかは、暗いためトンネル外よりも慎重な運転が必要です。
そんななか車が駐停車していても、気がつくのが遅くなり対応が遅れがちになるため、大変危険です。
基本的には、トンネルは駐停車禁止ですので、まずはルールを認識して守っていきましょう。
ただ、どうしてもという状況は運転していると可能性としてありますので、そちらについては次に説明いたします。
・もし駐停車したい場合はトンネルに入る前かトンネルを出たあとにするようにしましょう。
・トンネルのなかは、暗いためトンネル外よりも慎重な運転が必要です。
トラブルなどでやむを得ず駐停車する場合は、非常駐車帯を使用する
トンネルでの駐停車は禁止ですが、それでもどうしても駐停車しなくてはいけない状況になるときもあります。
特に、車になんらかのトラブルが生じた場合は、たとえトンネルのなかでもすぐに駐停車する必要があります。では、トンネルのなかでどうやって駐停車すればいいのか。
トンネルのなかには、ある一定の間隔で非常駐車帯が設置されています。
非常駐車帯とは、走行する車線とは別に路肩に、なにかあった場合に緊急で駐停車できるようになっているスペースのことです。
非常駐車帯なら、他の交通の方の妨害にもなりにくいため、トラブルがあった際も安心して駐停車ができます。
非常駐車帯は、トンネル以外でも都市高速など路肩がないあるいは狭い道路には、設置されている場所が多いです。
車に少しでも異変を感じたら、できたら休憩ポイントまで走行してから停まるのがベストですが、もし次の休憩ポイントまでの走行が難しそうな場合は、非常駐車帯を使うようにしましょう。
非常駐車帯に停めたあとは、ご自身の携帯電話かトンネルに設置されている非常用電話を使って、警察か道路緊急ダイヤル(#9910)へ電話するようにしましょう。
・非常駐車帯なら、他の交通の方の妨害にもなりにくいため、トラブルがあった際も安心して駐停車ができます。
・非常駐車帯に停めたあとは、警察か道路緊急ダイヤル(#9910)へ電話するようにしましょう。
駐停車の際は必ずハザードランプを点灯させて、車の後方に非常停止板をおく(発煙筒は使えません)
トンネルの非常駐車帯へ駐停車したあとは、なるべく周囲の車にトラブルで駐停車していることを知らせる必要があります。
そうしないと、後続車がご自身の車やご自身に気がつかないで、危険性が高まってしまいます。
まずは、ハザードランプをつけるようにしましょう。
ハザードランプをつけると、トンネルのなかではかなり目立つようになるため、後続車もご自身の車の異変に気づいてくださりやすくなります。
もしできれば、ご自身の車の後方に非常停止板をおけるとさらにいいでしょう。
非常停止板をおくことで、さらに安全を確保することができます。ただし、非常停止板をおきにいく際は後続車に気をつけながら設置するようにしましょう。
トラブルで駐停車した際に、発煙筒を使うという方法も有名ですが、トンネルのなかは火気厳禁で火や煙が出るものは使えません。
よって、発煙筒も使用できませんので注意が必要です。
最近は、煙ではなくLEDライトで光る非常信号灯というのも販売されております。
こちらは、発煙筒の代わりになるもので、車検にも対応している商品です。
LED非常信号灯なら、トンネル内でも使えますし、LEDで明るいためとても便利です。
カー用品店で購入できますので、もしものときにために備えておくのをおすすめします。
・ハザードランプをつけて、後方に非常停止板をおくとトンネルのなかではかなり目立つようになります。
・最近は、煙ではなくLEDライトで光る非常信号灯というのも販売されており便利です。
さいごに
トンネルのなかは、暗くて視界もよくないため、外の運転よりさらに慎重に注意深く走行していく必要があります。
具体的には、
速度をひかえめにする
前車との車間距離をあける
などを心がけていけるといいでしょう。
トンネルでの駐停車は基本的には禁止ですが、トラブルがあった際は、そうはいってもいられないと思いますので、他の交通の方の妨げにならないように工夫して停めるように努めてください。
トンネルのなかを走行する機会は意外と多いです。特に、長いトンネルを通行する機会なんかもあるかと思いますので、知識として知っておくといざというときにためになります。
今回のポイントのおさらいです・・・
・トラブルなどでやむを得ず駐停車する場合は、非常駐車帯を使用する
・駐停車の際は必ずハザードランプを点灯させて、車の後方に非常停止板をおく
トンネルでの運転も安全と安心を確保して、快適で楽しい運転をしていきましょう。
そして、もしものときも冷静に適切な判断と対応をしていきましょう。
今後も、運転についてさまざまな情報をお届けしていきますので、よろしくおねがいします。
こちらの記事も、よろしければご覧ください。
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