のっぴーです。
今回は、「踏切を通行する際に注意すること」について、お話しして参ります。
その前に、軽く自分の経歴からお話しします。自分は、10年間車の運転の仕事に携わっていて、仕事で年約4万キロ、プライベートで年約2万キロの計6万キロを年間で走行しています。
これは、地球約1.5周分の長さになります。
そんな自分が、運転や交通に関する情報をみなさんにお伝えすることにより、少しでもみなさんのお役に立てばと思い、記事をまとめております。
日本の交通を支えている主な手段が線路と道路になります。
線路と道路は、日本のあらゆるところに存在して、現代の人々の生活にかかせないものになっています。
そんな、線路と道路がまじまる場所が踏切です。
踏切の存在により、鉄道と車はそれぞれ安全に通行できるようになっているのです。
最近では、高架や立体などの整備が進んでいますが、それでもまだまだ踏切は日本全国でかなりの数が存在します。
車の運転においては、踏切を通行する際はただ渡ればいいだけかと思われがちですが、実は気をつけなければならないこともいくつかあります。
踏切での運転のしかたを誤ると、車やバイク、自転車、歩行者だけでなく、線路を走行する電車にもご迷惑をおかけする可能性がありますし、ご自身にも危険がおよびますので適切な通行を心がける必要があります。
踏切での運転も上手にこなして、安全で快適な運転をしていきましょう。
踏切を通行する際に注意することとは?!
遮断機(しゃだんき)が降りる数秒前には、電車が近づいてきて、まもなく遮断機(しゃだんき)が降りることを知らせる、警報音が鳴りますので、道路を使用している方はそれにより通行を一時中断するというしくみです。
踏切内は、通常の道路とは形状が異なるため通行には十分な注意が必要ですし、踏切の特性上気をつけなければいけないところもあります。
踏切の通行で気をつけなければならないことをしっかり理解して、正しく踏切を利用できるようにしましょう。
踏切の通行で注意するべきことがこちらです・・・
・線路上への脱輪
・通行中に警報音がなる可能性があること
・踏切を越えた先が渋滞していないかの確認
他の交通とのかねあいから、踏切ならではの気をつけなければならないことがありますので、とにかく踏切を通行する際は、慎重に落ちついて通行するようにしましょう。
1つずつ、詳しく解説していきます。
「一時停止の定義」や「交差点で一時停止するべき場所や状況」、「踏切での立ち往生を防ぐためにすること」についての記事も、よろしければご覧ください。
対向車や歩行者・自転車とのすれ違い
その分、対向車をはじめ歩行者や自転車などとのすれ違いには、十分気をつけなければいけません。
なかには、車1台分しか通行できない踏切も存在して、そのような踏切ではお互いがゆずりあいながら通行するしかないため、特に対向車の動きには注意する必要があります。
どしても、線路内は実際よりも狭めに感じやすいのと、あまり外側にはずれたくないという思いから、ついつい内側を走行してしまいがちですが、そうすると今度は対向車とのすれ違いで危険度が高まりますので、通行にはなかなかの苦労がともないます。
スムーズに安全に渡るためには、徐行してゆっくり慎重に進むのが一番です。
特に、対向車や自転車、歩行者などの近くを走行する際は、なるべく速度を落とすようにすると確実に通行できます。
交通量の多い踏切だと、多くの交通の方々が踏切を利用されますので、細心の注意を払って通行するようにしましょう。
・対向車や自転車、歩行者とのすれ違いで危険度が高まりますので、通行にはなかなかの苦労がともないます。
・スムーズに安全に渡るためには、徐行してゆっくり慎重に進むのが一番です。
線路上への脱輪
これが、踏切を通行する際の難しいところの1つで、内側すぎても危険ですし外側すぎてもトラブルに見舞われるので、やはり慎重さが求められるのです。
線路内の車が通行できる幅は、ある程度決まっていて、踏切に入る手前でだいたいの幅を認識することができます。
しかし、いざ線路内を通行中に、主に対向車とのかねあいで外側を走行しすぎて、線路上に脱輪してしまうことが考えられるのです。
そうならないためにも、線路内ではとにかく落ちついて少しずつ車を進めていって、ハンドルで車の方向の微調整をしながら通行すると、無事に通行することができます。
もし、線路上に脱輪してしまった場合はご自身の力で復帰させるのは時間がかかりますし難しい作業なうえに、その間に電車が近づいてきたら、大惨事となってしまいます。
線路上に脱輪したときは、すぐに踏切の外に設置されている緊急ボタンを押して、周りの方々や電車にトラブルが発生したことを伝えるようにしましょう。
すると、電車は緊急停止するため大惨事はまぬがれます。
・線路内ではとにかく落ちついて少しずつ車を進めていって、ハンドルで車の方向の微調整をしながら通行すると、無事に通行することができます。
・線路上に脱輪したときは、すぐに踏切の外に設置されている、緊急ボタンを押しましょう。
通行中に警報音がなる可能性があること
電車が近づくかなり前から警報音が鳴るしくみになっているため、仮に警報音がなっても慌てることなく対応することができますが、線路内を通行している最中に警報音が鳴る可能性があることも考えられます。
線路内を通行中に警報音が鳴る可能性を想定しているかいないかで、その後に適切な対応ができるかどうかが変わってきます。
正直、想定していないところに警報音がなるとかなり焦るので、そうすると危険な思いやトラブルの可能性は高まります。
踏切を通行する際は、いつでも警報音が鳴る可能性があることを頭に入れて通行する必要があります。
もちろん、踏切によって電車の通る本数も違いますが、どちらの踏切でも電車は必ずどこかの時間帯には通過しますので、想定しておくことは大事です。
仮に、線路内を通行中に警報音がなっても遮断機(しゃだんき)が降りるまでは時間があるので、落ちついて通行していただきければと思います。
もし万が一渡りおえる前に遮断機(しゃだんき)が降りてしまっても、そのままゆっくり遮断機(しゃだんき)を車で押しながら進めば、遮断機(しゃだんき)は自然とあがって車が通行できるしくみになっていますので、冷静に対応しましょう。
・踏切を通行する際は、いつでも警報音が鳴る可能性があることを頭に入れて通行する必要があります。
・線路内を通行中に警報音がなっても遮断機(しゃだんき)が降りるまでは時間があるので、落ちついて通行していただきければと思います。
踏切を越えた先が渋滞していないかの確認
見極めをして予測しないと、とりかえしのつかないことになりかねません。
というのも道路が渋滞している、特に踏切の先が渋滞しているのに、何も考えないで踏切を通行してしまうと、線路上で停止するハメになり、線路上で立ち往生することになってしまいます。
踏切を通行する際は、踏切の先の交通状況をしっかりみることと、前車の動きを注意してみておく必要があります。
早く踏切を渡りたい気もちもわかりますが、先を見すえた運転が大事です。
交通量の多い駅前の踏切では、渋滞しやすい傾向にありますが、渋滞は不測で発生するものもありますので、どちらの踏切でも気をつけたいところです。
万が一、線路上で立ち往生になってしまい、その間に警報音が鳴りはじめてしまったら、踏切の外にある緊急停止ボタンを押して、電車に緊急を伝えるようにしましょう。
・何も考えないで踏切を通行してしまうと、線路上で停止するハメになり、線路上で立ち往生することになってしまいます。
・渋滞は不測で発生するものもありますので、どちらの踏切でも気をつけたいところです。
さいごに
つまり、運転していると踏切を通行する機会はけっこうあるということです。
踏切では、他にはない電車とのかねあいがある場所のため、適切な対応をしないと、道路を使用している方々だけでなく、電車に乗られている方々にもご迷惑をおかけすることになります。
一番は、慎重に落ちついて走行するというのが大事になります。
危険や気をつけたいところが多いので、無理をしないでゆっくり通行するのが安全です。
踏切をスムーズに安全に通行して、運転の質をもっと高めていきましょう。
そして、快適で楽しい運転をしていきましょう。
今回のポイントのおさらいです・・・
・線路上への脱輪
・通行中に警報音がなる可能性があること
・踏切を越えた先が渋滞していないかの確認
気をつけなければいけないことは多いですが、どれも基本に忠実に周りへの思いやりと配慮があれば、できることですので踏切を通行する際は、ぜひ意識して走行してみてください。
今後も、運転についてさまざまな情報をお届けしていきます。よろしくおねがいします。
こちらの記事も、よろしければご覧ください。
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