のっぴーです。今回は、「車の水温計の見方」について、お話しして参ります。
その前に、軽く自分の経歴からお話しします。
自分は、10年間車の運転の仕事に携わっていて、仕事で年約4万キロ、プライベートで年約2万キロの計6万キロを年間で走行しています。
これは、地球約1.5周分の長さになります。
そんな自分が、運転や交通に関する情報をみなさんにお伝えすることにより、少しでもみなさんのお役に立てばと思い、記事をまとめております。
車の内部には、さまざまな装置やメーターなどが搭載されています。
みなさんになじみ深いものから、あまりなじみの無いものまでさまざまあります。
特に、運転席の前にあるメーターパネルとよばれるものは、車に関するさまざまな情報を知ることができるため、とても大切な機能になります。
そのなかに、「C」と「H」で書かれているメーターがあります。
こちらのメーター、あまりなじみがないメーターになるかもしれませんが、車を運転するにあたりとても大事なメーターになるのです。
今回は、CとHで書かれたメーターの見方について詳しくお話ししていきます。見方をしっかり覚えて、安全に運転していきましょう。
車の水温計のマークの見方とは?!
CとHで書かれたメーターは、水温計のメーターとなり、エンジンを冷やすための冷却水の温度を表示しています。
冷却水は、車のフロント部分のエンジン付近にタンクがあり、そのタンクからエンジンを冷やすための冷却水が循環しています。
冷却水は、適切な量が入っていないとエンジンを十分に冷やすことができなくなってしまい、オーバーヒートやエンジンの故障などのトラブルが起きる可能性があります。
まずは、定期的に冷却水の残量をチェックして、つねに冷却水が適切の量入っているようにしましょう。
もし、冷却水が減っていた場合は補充が必要になります。冷却水は、カー用品店やホームセンターなどで、販売しております。
そのうえで、運転中は水温計のメーターを定期的にチェックする必要があります。では、水温計をどのように見ればいいのか、詳しく解説をしていきます。
今回のポイントはこちらです・・・
・Hに近いほど、オーバーヒートする危険性が高くなります
・Hに近い状態が続くようなら、専門の方にみてもらって修理しましょう
水温計のCとHにはそれぞれ意味があり、ますはその意味を理解したうえで、メーターの適切な位置や危険性の高い位置を理解するようにしましょう。
1つずつ、詳しく説明をしていきます。
Cは「COOL」Hは「HOT」の意味
水温計のCは「COOL」、Hは「HOT」を意味します。
つまりCは冷たい、Hは熱いということになります。これは、だいたいの車で共通の認識で大丈夫です。
冷却水の温度が、冷たいほどCの方へ熱いほどHの方へ水温計の表示線がいくので、それを理解していれば、今の冷却水のだいたいの温度を把握することができます。
車を走行していない状態、特に冬場はエンジンを機動させても、水温計が限りなくCに近いことが多いです。
そこから、車を運転し続けると、冷却水の温度があがっていき、表示線がHに近いていきます。
だいたいCとHの中間くらいに表示線があれば、冷却水は適切な温度を保っていることになります。
なので、こまめに水温計をチェックして、表示線が真ん中付近にあるかどうかを確かめることが重要です。
水温計のチェックは、運転しはじめて5分後くらいに最初のチェックを行い、あとは走行する距離にもよりますが、30分や1時間に1回は確認すると、安全に運転ができます。
・だいたいCとHの中間くらいに表示線があれば、冷却水は適切な温度を保っていることになります。
・こまめに水温計のチェックをするようにしましょう。
Hに近いほど、オーバーヒートする危険性が高くなります
水温計の表示線の位置ですが、中間くらいが理想とはいえ、時には中間よりCよりやHよりに傾いているときもあります。この場合はどうでしょうか。
Cの付近またはCよりに傾いている場合は、エンジンを始動したてだとありえるので、そこまで気にしなくてもいいケースもあります。
逆にHよりやH付近をさしている場合は、冷却水の温度が基準より高くなっていることになるため、エンジンを冷却させる働きが十分にできていない可能性が高いです。
そうなると、オーバーヒートやエンジンの故障を起こす可能性もでてきてしまい大変危険な状態となります。
水温計が限りなくH付近にある場合は、一度安全な場所で停めてエンジンを切って、しばらく様子をみるのがいいでしょう。
また、出発からかなりの時間と距離を走行しているのに、水温計がCに近いところを表示している場合は、H付近よりは危険性は少ないものの、それでも冷却水が十分な機能を果たさない可能性がありますので、様子をみるようにしましょう。
・水温計がHやH付近を表示している場合は、オーバーヒートやエンジンが故障する可能性が高く危険です。
・水温計が限りなくH付近にある場合は、一度安全な場所で停めてエンジンを切って、しばらく様子をみるのがいいでしょう。
Hに近い状態が続くようなら、専門の方にみてもらって修理しましょう
Hに近い状態になったら、一度車を停めて様子をみるのが適切な方法ですが、しばらくしてエンジンを再びかけても、やはり水温計がH付近を表示し続けることもあります。
この場合は、冷却水に何かしらの異常が発生していると考えられます。
とはいえ、しばらく運転した状態から、車のボンネットをあけて冷却水のタンクをあけるのは、高温になった冷却水が飛び散る可能性があり大変危険です。
エンジンが十分に冷めた状態なら、冷却水のタンクをあけても安全なため、もし冷却水の残量が少ない場合は、冷却水を補充すれば解決する可能性があります。
ただ、ほとんどのケースで冷却水を補充しても、一向に改善されないことが多いため、そのような場合はディーラーやカー用品店、自動車工場などに依頼して、点検と修理をしてもらうのが安全です。
先ほどもお伝えしたとおり、Hに近い状態が続いていると、オーバーヒートやエンジンの故障を発生する可能性が高くなるため、少しでも異変を感じたら、すぐに専門の方にみてもらうようにしましょう。
・異常を感じたら、ディーラーやカー用品店、自動車工場などに依頼して、点検と修理をしてもらうのが安全です。
・Hに近い状態が続いていると、オーバーヒートやエンジンの故障を発生する可能性が高くなるため、なるべく早めにみてもらいましょう。
さいごに
水温計の確認は意外と見落としがちですし、なかには水温計の存在すら知らない方もいらっしゃるかと思います。
とはいえ、水温計は車をいい状態で乗り続けるために、大切な機能になります。
今まで確認してこなかった方は、いまからでもいいので、こまめに水温計のチェックをして、エンジン系統が安全に機能していることを確認するようにしましょう。
車も、年数がたったり長い距離を走行したりすると、どうしても劣化してきてしまいます。
なので、同じ車に乗り続けいればいるほど、こまめなメンテナンスやケアが大切になります。
水温計の確認も、そんなメンテナンスの1つとして、しっかりケアをして、少しでも車をいい状態で快適に乗れるようにしていきましょう。
あらためて、今回のポイントのおさらいです・・・
・Hに近いほど、オーバーヒートする危険性が高くなります
・Hに近い状態が続くようなら、専門の方にみてもらって修理しましょう
また、もしもの時のために冷却水をトランクに積んでおくのも、冷却水がたりないときにすぐ補充できるため、おすすめです。
今後も、運転についてさまざまな情報をお届けします。よろしくおねがいします。
コメント