のっぴーです。
今回は、「道路の凍結で気をつけること」について、お話しして参ります。
その前に、軽く自分の経歴からお話しします。
自分は、10年間車の運転の仕事に携わっていて、仕事で年約4万キロ、プライベートで年約2万キロの計6万キロを年間で走行しています。
これは、地球約1.5周分の長さになります。
そんな自分が、運転や交通に関する情報をみなさんにお伝えすることにより、少しでもみなさんのお役に立てばと思い、記事をまとめております。
冬の季節になると気温が下がりますが、そうすると道路も冷たくなってきます。
そこで怖いのが道路の凍結です。車にとって、道路の凍結は大敵でしかありません。
車が唯一地面と接しているタイヤはゴムでできており、回転しながら車が走行するため、その材質と走行のしくみが凍結した道路と相性が悪いのです。
寒い時期になると、凍結注意の表示をよくみかけるようになります。
特に、気温の低くなる地域や深夜早朝など気温の低い時間帯は要注意です。

道路の凍結時には、はたしてどのようなことに気をつけてなければいけないのか、具体的に気をつけたいことをお話しして参ります。
気温が低い時期の走行が多い方や深夜早朝の時間帯の走行が多めの方は、ぜひご覧ください。
道路の凍結で気をつけることとは?!
道路が凍結すると単純に車が滑りやすくなるため、それによりさまざまな危険がやってきます。
車にとって停まりたいところで停まれないのは、致命的でもあります。
最近は、雪道や凍結した道路を走行できるように、通常のタイヤよりも滑りにくいスタッドレスタイヤの販売が活発化してきました。
種類も豊富で、テレビなどの宣伝でもよくみかけるようになりました。
凍結した道路を走行する対策としては、冬の季節にスタッドレスタイヤにはき替えをするのも有効な方法です。
スタッドレスタイヤにすることにより、運転していて安心感がかなり高まります。
とはいっても、完全に車が滑らなくなるわけではないので、スタッドレスタイヤをはいているにしてもはいていないにしても、まずはご自身の運転で気をつけるところは気をつけるようにしましょう。
道路の凍結で気をつけることがこちらです・・・
・スリップやスピンしやすくなる
・なるべく凍結しているところを通らないようにしましょう
滑りやすいことにより、通常の道路の走行みたくスムーズにいかないところも多いです。十分走行に注意して、何があっても冷静に落ちついて対応するようにしましょう。

1つずつ、詳しく説明をします。
「雨の日の運転で気をつけること」についての記事も、よろしければご覧ください。

ブレーキの効きが悪くなる
道路が凍結していると滑りやすくなるため、停まりたいところで停まれない、つまりブレーキの効きが悪くなります。
これが、かなり危険なんです。
ブレーキペダルを踏むと、摩擦がおきてタイヤがそれに反応して停まるしくみなのですが、凍結した道路ではタイヤの反応が悪くなり、結果滑って思ったところで停まれないということになります。
対策としては、通常よりも速度をひかえめにすることと、早めにブレーキを踏みはじめることが効果的です。
また、強いブレーキになるほど滑りやすくなるので、じっくり時間をかけてブレーキを踏む意識が大切です。
また、前車との車間距離を広めにとることも大事です。
凍結した道路の場合、通常より2~3倍ブレーキを踏んでから完全に停止するまでの距離がでるので、車間距離も通常より2~3倍は広めにとる必要があります。
まずは、凍結しているとブレーキの効きが悪くなる認識をもつことが大事です。
そのうえで、実際に通常よりどのくらいブレーキが効きづらいかを感覚としてだんだん身につけていければ、安全安心の運転ができます。
・通常よりも速度をひかえめにすることと、早めにブレーキを踏みはじめることが効果的です。
・実際に通常よりどのくらいブレーキが効きづらいかを感覚としてだんだん身につけていければ、安全安心の運転ができます。
スリップやスピンしやすくなる
凍結した道路では滑りやすくなるため、スリップやスピンも起こりやすくなります。
スリップやスピンしてしまうと、車が制御できなくなってしまい大変危険です。
スリップやスピンは、主に坂道や山道などの急カーブで発生します。
起伏の激しい場所やカーブが連続する区間なども、走行には気をつけたいところです。
また、高速道路や幹線道路などを速い速度で走行していて車線変更した際も、スリップやスピンが起きやすくなります。
特に、橋の接続部分などは、通常のコンクリートではなく金属の地面で滑りやすくなっているため、より滑りやすくなっています。
スリップやスピンを防ぐためには、やはり通常よりも速度を落として走行することが大事です。
速度にもよりますが通常よりマイナス10~20キロを目安に、速度をひかえめにできると、安全に走行ができます。
もし、スリップやスピンした場合は慌ててハンドルやブレーキを操作してしまうと、よけい滑ってしまいますので、焦るかとは思いますが、なるべく冷静に落ちついて対応するようにおねがいします。
・スリップやスピンを防ぐためには、やはり通常よりも速度を落として走行することが大事です。
・万が一スリップやスピンした場合は、なるべく冷静に落ちついて対応するようにおねがいします。
なるべく凍結しているところを通らないようにしましょう
道路の凍結の対策として一番有効なのは、なるべく凍結しているところを通らないようにすることです。
なんだかんだで、この意識が一番大事になります。
いくら、滑りにくいタイヤをはいて運転を気をつけていても、滑りやすいところをずっと走行していると、体力的にも精神的にも疲れてきてしまいます。
ある程度リスク回避する意味も含めて、凍結しやすいところを通らないようにすると、結果安全に運転ができます。
運転では安全第一でセーフティさが求められます。
たとえば、ご自宅の近所なら何回か通っていると、凍結しやすい道かどうかがだんだんわかってくるので、リサーチしながら凍結しにくい道を選んで走行することができます。
道路が凍結している心配がある時は、多少遠回りしてでも凍結していない道を選ぶことをおすすめします。
結果、その方が早く目的地に到着できることも多いので、とにかくリスク回避を第一に優先するようにしましょう。
・何回か通っている道なら、リサーチしながら凍結しにくい道を選んで走行することができます。
・とにかくリスク回避を第一に優先するようにしましょう。
さいごに
道路が凍結していると、凍結具合にもよりますが、通常の運転では安全に走行するのが難しい部分がでてくるため、最初はかなりとまどうかと思います。
なるべく凍結しているところを通らないのがベストですが、どのくらい凍結しているとどのくらい滑るのかなどの感覚を徐々につかんでいくことも大事だったりします。
そのためには、知識や経験が必要で、それを積み重ねていくためには、やはり実際に運転して体験していくしかないので、道路が凍結しているからといって怖がりすぎずに、運転にチャレンジしていくことも大事です。
さらに、雪道や凍結した道路での運転はご自身の運転レベルを向上させるいい機会でもありますので、無理のない範囲で運転してみて、運転の幅を広げていきましょう。
あらためて、道路の凍結で気をつけることのおさらいです・・・
・スリップやスピンしやすくなる
・なるべく凍結しているところを通らないようにしましょう
凍結した道路の走行は、急に滑ったりスリップしたりしますので、十分気をつけて準備と対策をして、とにかく慎重に落ちついて運転するように心がけましょう。

今後も、運転についてさまざまな情報を発信していきます。よろしくおねがいします。
「雨の日の運転で気をつけること」についての記事も、よろしければご覧ください。

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