のっぴーです。今回は、「渋滞の先頭は何をしている」について、お話しして参ります。
その前に、軽く自分の経歴からお話しします。
自分は、10年間車の運転の仕事に携わっていて、仕事で年約4万キロ、プライベートで年約2万キロの計6万キロを年間で走行しています。
これは、地球約1.5周分の長さになります。
そんな自分が、運転や交通に関する情報をみなさんにお伝えすることにより、少しでもみなさんのお役に立てばと思い、記事をまとめております。
運転していると渋滞に出くわすことがあります。
これまで順調に走行できていたのに、ひとたび渋滞に入ると渋滞の規模にもよりますが、前がつまっていて全く進めなくなります。
渋滞は、交通が集中することにより車の流れが悪くなり発生するのですが、そもそもなぜ渋滞が起きるのかご存じない方も多いのでは。
私も小さいころは、渋滞の原因がわかっておらず、親が運転する車で渋滞に入った時に、「前がどんどん進まないから、こっちが停まりざるをえなくて渋滞するんだ!」と怒っていたことがありました。

渋滞のメカニズムを知るためには、渋滞の先頭がどうなっていて何をしているのかを解きあかす必要があります。
今回は、渋滞の先頭についてお話ししていきます。
渋滞の先頭は何をしているのか?
渋滞の原因はだいたいが渋滞の先頭がつまっていて、後続車に影響がでるからです。
だったら先頭がなんとかすれば、そもそも渋滞は起きないのではと考えられます。
しかし、渋滞の先頭の車たちも好きでつまっているわけでなく、しかたなく減速するしかなく、それが何台も続くことによりやがて渋滞へと発展します。
渋滞の原因がわかっていても、渋滞を解消できるわけではありませんが、渋滞に対しての心持ちが変わってくるため、渋滞へのストレスを軽減することができます。
人は、何かわからないものに邪魔されることが一番ストレスになりますので、渋滞のメカニズムを少しでも理解して、渋滞への備えに役立てていただければと思います。
今回のポイントがこちらです・・・
・事故や故障車、工事による車線規制に対応している
・インターやジャンクション、料金所などの合流でゆずり合いをしている
渋滞の原因や規模はさまざまあります。
運転の際は渋滞予想や渋滞情報をこまめに確認して、しっかり対策ができるようにしましょう。

1つずつ、詳しい解説をしていきます。
「渋滞への対策の方法」や「渋滞を回避する方法」についての記事も、よろしければご覧ください。


減速した速度を回復しようとしている
実は、渋滞する区間や場所というのはだいたい決まっており、渋滞ポイントとよばれる渋滞が起きやすいポイントがあって、そこが原因で渋滞となることが多くあります。
渋滞ポイントでは、急な坂道だったり見通しが悪かったりなどの理由で、車の速度が減速しやすいくなっていて、その減速がだんだんと後続車にも影響が出て渋滞となることがあるのです。
たとえば、東名の大和トンネル付近や中央道の小仏トンネル付近などは、ちょうど下り坂と上り坂が変わるポイントで、かつトンネル内では運転していて上り坂の感覚がわかりにくいため、いつの間にか速度が減速していることが多々あるのです。
最近では、渋滞ポイントを知らせる看板や速度回復を促す看板などが設置され、渋滞緩和への対策がとられています。
運転の際は、このような渋滞対策の表示をしっかりチェックすることも肝心です。
また、実際に渋滞ポイントにさしかかった際は、速度が大幅に減速しないようにスピードメーターをこまめに確認して、速度を調整するようにしましょう。
・運転の際は、渋滞対策の表示をしっかりチェックすることも肝心です。
・実際に渋滞ポイントにさしかかった際は、速度が大幅に減速しないようにスピードメーターをこまめに確認して、速度を調整するようにしましょう。
事故や故障車、工事による車線規制に対応している
渋滞のなかには、交通集中による自然渋滞以外にも事故や故障車、工事による突発的な渋滞も発生することがあります。
この場合、自然渋滞のようにある程度決まった場所で渋滞が発生するとは限りません。
まさに、事故や故障車、工事がある現場が先頭で後続が渋滞するため、車が走行するところならどちらでも渋滞が発生する可能性があります。
感覚としては、水道管のどこかにつまりがあると水道の水が出にくくなるのと同様で、事故や故障車、工事により車線が規制されていると、通常よりも流れが悪くなるためつまってしまい渋滞するという原理です。
これは私の持論ですが、事故を起こしたり車が道中で故障してしまうと、当人も大変ですが、後続の車の方たちにも渋滞という形でご迷惑をおかけしてしまうため、そのことを頭に入れながら運転する必要があります。
とはいえ、事故や故障車、工事による渋滞はいつ何時でも発生する可能性がありますので、運転の際はつねに渋滞情報をチェックすることが大事です。
・事故や故障車、工事により車線が規制されていると、通常よりも流れが悪くなるためつまってしまい渋滞するという原理です。
・事故や故障車、工事による渋滞はいつ何時でも発生する可能性がありますので、運転の際はつねに渋滞情報をチェックすることが大事です。
インターやジャンクション、料金所などの合流でゆずり合いをしている
渋滞ポイントとして上り坂以外にあがるのが、高速道路のインターやジャンクション、料金所などでゆずり合いを行う場所があげられます。
合流地点では、2方向あるいはそれ以上からの車の交通量が一気に一緒になるため、お互いの交通量によって渋滞が発生し、さらに渋滞時は道路のゆずり合いの回数も増えるため、これが渋滞をさらに大きくしています。
東名の上り線海老名JCTや海老名SAや中央道の上り線上野原ICを過ぎた後、片側3車線から2車線に減少するポイントは、つまりの元となることが多く、渋滞の先頭になっている機会が多いです。
このタイプの渋滞では、合流方向とは逆の車線を走行すると若干は流れがいいのですが、結果的にはあまり変わらないので、無駄な車線変更を避けるためにも、今いる車線をなるべくそのまま走行するのがベストです。
渋滞発生時は、前車との車間距離をなるべく広めにとって追突防止に努めることも大事です。
また、周りの流れを意識しながら走行できると、より安全に渋滞の中を走行できます。
・無駄な車線変更を避けるためにも、今いる車線をなるべくそのまま走行するのがベストです。
・渋滞発生時は、前車との車間距離をなるべく広めにとって追突防止に努めることも大事です。
さいごに
渋滞の先頭も渋滞を抜け出そうと考えてはいるものの、道路の構造の関係や他の車との兼ね合いにより、なかなか思うように進めず、結果渋滞となっていることが多いです。
しかも、渋滞のパターンは1つだけではなく、場所や状況によって変わってくるため、しっかりパターンを分析することで渋滞の対策もたてやすくなります。
渋滞はできれば避けたいと誰もが思うところですが、交通集中時はある程度しかたないため、上手につきあっていく必要があります。
渋滞を迂回したり、渋滞する時間帯を避けて走行するなどの工夫もおすすめです。
渋滞時には、渋滞の先頭がどこなのかを考えたうえで、次の行動をとるようにして少しでも渋滞による、時間と精神、体力のダメージを抑えられるようにしましょう。
あらためて、今回のポイントのおさらいです・・・
・事故や故障車、工事による車線規制に対応している
・インターやジャンクション、料金所などの合流でゆずり合いをしている
渋滞と一言でいっても理由も規模もさまざまです。
渋滞情報をしっかりみて、どのような渋滞かをしっかり判断して、運転をよりよいものにしていきましょう。

今後も、運転についてさまざまな情報をお届けします。よろしくおねがいします。
こちらの記事も、よろしければご覧ください。


ツイッターもやっています、ぜひご覧ください。
コメント