のっぴーです。
今回は、「雨の日の運転で気をつけること」について、お話しして参ります。
その前に、軽く自分の経歴からお話しします。
自分は、10年間車の運転の仕事に携わっていて、仕事で年約4万キロ、プライベートで年約2万キロの計6万キロを年間で走行しています。
これは、地球約1.5周分の長さになります。
そんな自分が、運転や交通に関する情報をみなさんにお伝えすることにより、少しでもみなさんのお役に立てばと思い、記事をまとめております。
雨の日の運転は、いつまでたってもイヤなものであり、普段より何倍もの神経や体力を使います。
歩行者や自転車にとっても、雨は厄介なものですが、車にとっても厄介なのは変わりありません。
雨だと、晴れの日よりも運転の難易度があがります。
晴れの日には、気をつかわなくていいところにまで気をつかわないといけないし、雨自体で気分も落ちこみがちです。
そして、雨の日の運転は、特別気をつけてないといけないことがいくつかあります。
安全に運転するためには、大切なことなので、ぜひ覚えて雨の日の運転に活かして頂ければと思います。
「雨の日の運転が苦手だ」
「雨の日に気をつけてることがわからない」
「雨の日でも楽しい運転したい」
とお思いの方は、必見です!
雨の日の運転で気をつけることとは?!
とはいっても、あんまり難しく考えないで、晴れの日とは違うんだと思うだけで、かまいません。
ただ、基本的にはご自身の安全を確保しつつ、周りの交通の方へ思いやりと配慮をもって運転できるかが大事になりますので、その意識さえあれば雨の日の運転でも安全に快適にすることができます。
雨の日に気をつけないといけないことも、それほど難しいことではなく、どなたでもすぐに実践して頂けることばかりですので、ぜひこの機会に知って実践の雨の日の運転で試して頂ければと思います。
雨の日の運転のポイントはこちらです・・・
・タイヤが滑りやすく制動距離が延びるため、普段より車間距離をあける
・歩行者への泥はねや、横を通過する車からの泥はねに注意する
こちらの3つになります、どちらも雨の日の運転では大事なことになるので、気をつけたいところです。1つずつ、解説していきます。
せとぐる様の「【雨の運転】スリップよりも注意すべき一つのこと」の記事もとても参考になります、ぜひご覧ください。
「濃霧の中を運転するコツ」や「夏のドライブで気をつけたいこととは」についての記事も、ぜひご覧ください。
視界が悪くなるため、速度をひかえめにする
雨が強くなればなるほど悪くなり、それにともないワイパーの速度も速めることになるので、さらに視界が悪くなってきます。
そのため、1つ1つの反応が遅くなるため、いつもどおりの速度で走行していると、反応しきれなくて危険な状況におちいるかのさえあるのです。
そうならないためにも、雨の日は普段より速度をひかえめにして運転するように心がけましょう。
道路の広さや状態、速度にもよりますが普段の速度より2~3割は落として走行したほうが無難だといえます。
高速道路では、雨がすごい場合、制限速度が下がるときがあります、標識や電光掲示板の表示をしっかりみて、それにあわせて運転するようにしましょう。
また、視界をある程度保つ対策として、最近ではカー用品店でぬるだけで破水効果のあるグッズなんかも販売していますので、あらかじめぬっておくと雨のときに、水をはじいてくれて視界が保てるのでおすすめです。
・雨の日は普段より速度をひかえめにして運転するように心がけましょう。
・高速道路では、雨がすごい場合、制限速度が下がるときがあります、標識や電光掲示板の表示をしっかりみて、それにあわせて運転するようにしましょう。
タイヤが滑りやすく制動距離が延びるため、普段より車間距離をあける
すると、人間が滑りやすくなるのと同じで、車のタイヤもつるつると滑りやすくなります。
つまり、ブレーキを踏んでから完全に停まるまでの、制動距離が延びることになります。
特に、雨の降りはじめは、地面にあるほこりが舞って一番滑りやすい状態になるため、注意が必要です。
雨の日は、路面が乾いている状態よりも、1.5~2倍制動距離が延びるといわれています。
そのため、車間距離もいつもより1.5~2倍あけた方がいいといえます。
タイヤが滑りやすくなっているため急には停まれませんし、急に停まろうと急ブレーキを踏むと車がスリップしていまいますので、気をつけたいところです。
どうしても、1.5~2倍あけるのが難しい場合は、現在の車間距離で停まれる速度まで落として、対応するようにしましょう。
また、高速道路などの速度が速いところを走行している際は、水たまりに入ることにより、タイヤに水の膜ができて、ブレーキが効かなくなる、ハイドロプレーニング現象にも注意が必要です。
なるべく、水たまりは避けて走行しましょう。
・雨の日は、路面が乾いている状態よりも、車間距離を1.5~2倍あけた方がいいといえます。
・どうしても、1.5~2倍あけるのが難しい場合は、現在の車間距離で停まれる速度まで落として、対応するようにしましょう。
歩行者への泥はねや、横を通過する車からの泥はねに注意する
それは、水たまりを踏むことにより、泥はねが歩行者へあたる可能性があることです。
車が速い速度で水たまりを踏むと、泥はねの勢いも増します。
もし、歩行者にあたってしまったら多大なるご迷惑をおかけすることになります。
これを防ぐためには、水たまりにはなるべく入らないようにするのと、万が一避けられない場合は水たまりの手前で、速度を最小限まで落として走行するようにしましょう。
もう1つ気をつけたいのが、高速道路や幹線道路を走行しているときに、ご自身の車の横を通過する、あるいは対向車とすれ違ったときに、相手の車が水たまりの上を通過して、泥はねがご自身の車にあたるケースです。
もし、フロントガラスに大量の泥はねがあたったら、2~3秒間はなにもみえない状態になります。
その間も、車は前方へ進んでいるため、非常に危険です。
正直、これに関しては対策をうつのがなかなか難しいのですが、トラックやバスなどの大きな車はタイヤも大きいので、泥はねの威力があがります。
なので、なるべくトラックやバスの近くを走らないのは1つの方法であります。
また、もし泥はねにあたってフロントガラスがみえない状態になった場合は、正直焦ったり慌てたりするかと思いますが、落ちついて速度を落として余計なハンドル操作をしないで、まっすぐをキープするようにしましょう。
2~3秒後には、みえるようになるので、それまで我慢してサイドミラーやバックミラーを頼りに走行しましょう。
・水たまりにはなるべく入らないようにするのと、万が一避けられない場合は水たまりの手前で、速度を最小限まで落として走行するようにしましょう。
・相手の車が水たまりの上を通過して、泥はねがご自身の車にあたるケースがあります。フロントガラスに大量の泥はねがあたったら、2~3秒間はなにもみえない状態になりますので、気をつけましょう。
さいごに
ただ、雨が降る前にフロントガラスに破水効果のあるグッズをぬったり、グリップ性の高いタイヤにはき変えたり、雨をはじく力が強いワイパーに変えたりなど、いろいろ対策をうつことはできます。
対策できるものは、なるべく対策をして雨のときに備えるのも、雨の日の運転を容易にする方法でもあります。
そして、実際に雨が降ってきたときは、気をつけるべきところにしっかり気をつけて、周りの方へ気を使いながら運転できると、よろしいかと思います。
あらためて、雨の日の運転で気をつけることのおさらいです・・・
・タイヤが滑りやすく制動距離が延びるため、普段より車間距離をあける
・歩行者への泥はねや、横を通過する車からの泥はねに注意する
雨の日は、より周りとの距離をあけるのが大事になります。
あとは、スリップしたりブレーキが効かなかったりの可能性も考えられますので、そのあたりを頭に入れて運転するようにしましょう。
今後も、運転に関する情報を発信して、みなさんのお役にたてればと思いますので、よろしくおねがいします。
せとぐる様の「【雨の運転】スリップよりも注意すべき一つのこと」の記事もとても参考になります、ぜひご覧ください。
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