のっぴーです。今回は、「ガソリンの残量警告灯がついてからどのくらい走行可能か」について、お話しして参ります。
その前に、軽く自分の経歴からお話しします。
自分は、10年間車の運転の仕事に携わっていて、仕事で年約4万キロ、プライベートで年約2万キロの計6万キロを年間で走行しています。
これは、地球約1.5周分の長さになります。
そんな自分が、運転や交通に関する情報をみなさんにお伝えすることにより、少しでもみなさんのお役に立てばと思い、記事をまとめております。
現在街中を走行している車のほとんどがガソリンを燃料としております。
最近では、電気や水素を燃料とした車も走行していますが、まだまだ日本では、ガソリン車が主流となっています。
ガソリンは、走行すればするほど消耗していき、空っぽになるといわゆる燃料切れの状態になるため、車は全く動かなくなります。
そうなると、ロードサービスを呼ぶなどして救護を依頼しないと動かせなくなり、多大な時間と労力と資金がかかります。
燃料切れになるのを防ぐために、車のメーターパネルにはガソリンの残量がどのくらいか表示されているのに加えて、もうまもなく残量がなくなりそうな際は、警告灯がつくしくみにもなっています。
ところで、こちらのガソリンの残量警告灯ですが、警告灯がついてからいったいどのくらいの距離を走行できるのでしょうか。
今回は、ガソリンの残量警告灯について深掘りしていきます。
ガソリンの残量警告灯がついてから、どのくらい走行可能か?!
実際、ロードサービスのJAF様の2020年度の救護内容のランキングでは、燃料切れが一般道で7位、高速道路で2位にランクインしており、合わせて約42000件の依頼があったというデータがあります。
ガソリンがなくなりそうになったら、ガソリンスタンドで給油する必要がありますが、ガソリンを給油するのにも手間とお金がかかるため、ギリギリまで給油しないで粘っていると、だんだんガソリンの残量がなくなっていき警告灯がついてしまいます。
警告灯がついたら、燃料切れを起こさないために、早めに給油する必要がありますが、そのためには警告灯がついてから走行できる距離をある程度認識しておく必要もありますので、しっかり知識として身につけて、運転の際の参考にしましょう。
今回のポイントがこちらです・・・
・道路状況や燃費によって変動があるため注意が必要です
・なるべくガソリンの残量警告灯がつく前に、給油するようにしましょう
車を運転するうえで、ガソリンと上手につきあっていくことも、よりよいカーライフのためには必須です。
ガソリンの知識を深めて運転をもっと楽しく快適なものにしていきましょう。
1つずつ、詳しく解説をしていきます。
「ガソリンを入れるベストなタイミングと気をつけたいこと」や「ガソリン1リットルで走れる走行距離」についての記事も、よろしければぜひご覧ください。
おおむね50キロ前後は走行可能
つまり、警告灯がついてからしばらくは走行することができます。
具体的には、一般道で時速30キロで走行した場合で約1時間40分、高速道路で時速100キロで走行した場合で約30分ほどは。走行できることになります。
警告灯がついたら、すぐ給油しないと今にでも残量がなくなると思いがちですが、警告灯も早めにつくように配慮されていますので、慌てずに近くのガソリンスタンドを探して給油することが大事です。
また、最近の車はガソリンの残量と燃費から残りの走行できる距離を示した、「航続可能距離」というのが、メーターパネルに表示されていることも多いため、こちらを目安にするのもおすすめです。
警告灯がついてから、おおむね50キロ走行できるということをまずは覚えて、もしもの際も冷静に落ちついて行動できるように心がけましょう。
・警告灯も早めにつくように配慮されていますので、慌てずに近くのガソリンスタンドを探して給油することが大事です。
・もしもの際も冷静に落ちついて行動できるように心がけましょう。
道路状況や燃費によって変動があるため注意が必要です
とはいえ、こちらの数字はあくまで目安であり、変動する場合もあるため、気をつけてなくてはいけません。
というのも、車は道路状況や速度や運転方法などにより燃費が変わってきます。
燃費とはガソリンを消費するペースを表したもので、日本では1リットルのガソリンの消費で車が何キロ走行できるか、あるいはしたかを表すのが主流となっています。
平坦な道で、信号待ちや一時停止などによる停止もなく、ただひたすら同じ速度で走行しているなら燃費の変動はありませんが、実際の運転では、絶えず何かしらの変化が生じますので、それに合わせて燃費も変わってくるのです。
そのため、50キロ走行していない段階でガソリンの残量が底をつく可能性もあるのです。
そのことを想定したうえで、やはり警告灯がついたらなるべく早めの給油が大事になります。
もし、警告灯がついたらむやみやたらに走行しまくってガソリンスタンドを探すのは、時間もがかる場合がありガソリンも消費してしまうため非効率といえますので、まずは安全な場所に車を停めてから、スマホやカーナビで近くのガソリンスタンドを検索してから、動き出すようにしましょう。
・50キロ走行していない段階でガソリンの残量が底をつくことを想定したうえで、警告灯がついたらなるべく早めの給油が大事になります。
・警告灯がついたら、安全な場所に車を停めてから、スマホやカーナビで近くのガソリンスタンドを検索してから、動き出すようにしましょう。
なるべくガソリンの残量警告灯がつく前に、給油するようにしましょう
というのも、ガソリンの燃費が切れてロードサービスに救護を求める方の大半が、警告灯がついたら給油すればと考えているからなんです。
なぜかというと、警告灯がついてから近くのガソリンスタンドを探したら、近くにガソリンスタンドがなかったり、あっても営業時間外だったりで給油できないケースがあるためです。
また、高速道路ではサービスエリアでしか給油することができず、次のガソリンスタンドがあるサービスエリアまで100キロ以上ある区間も増えてきているため、どうにもならない状況になってしまうこともあります。
それに、どんなに想定していてもガソリンの残量警告灯がつくと、どこかしらで焦ったり慌てたりしてしまいがちになるため、そのような状況をつくらないことが肝心なのです。
ガソリンの給油は早めにこまめにすることを心がけて、いつでも残量にゆとりがあるくらいにしておくのが理想的といえます。
・警告灯がついてから近くのガソリンスタンドを探したら、近くにガソリンスタンドがなかったり、あっても営業時間外だったりで給油できないケースがあるためです。
・ガソリンの給油は早めにこまめにすることを心がけて、いつでも残量にゆとりがあるくらいにしておくのが理想的といえます。
さいごに
それでも、どうしてもギリギリまで給油ができずに残量の警告灯がついてしまう時があります。
その際でも、しばらくは走行ができますが早めに給油するにこしたことはないので、立ち寄れるガソリンスタンドに立ち寄って給油するようにしましょう。
また、先ほどもお話ししたとおり、警告灯がつく前に早めに給油するクセをつけることも心がけとして大事になります。
できれば、残量が半分あるいは3分の1切った段階で給油するようにしておけば、燃料切れを起こすこともなくなります。
ガソリンにつねに余裕をもって、安心して運転をしていくとともに、どこへでも快適で楽しいドライブをしていくようにしましょう。
あらためて、今回のポイントのおさらいです・・・
・道路状況や燃費によって変動があるため注意が必要です
・なるべくガソリンの残量警告灯がつく前に、給油するようにしましょう
ガソリンを給油するガソリンスタンドの場所もつねに変化してきています。運転の際は、ガソリンスタンドの位置も気にしながら走行するようにおねがいします。
今後も、運転についてさまざまな情報をお届けします。よろしくおねがいします。
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