のっぴーです。
今回は、「スピードの出し過ぎがよくない理由」について、お話しして参ります。
その前に、軽く自分の経歴からお話しします。
自分は、10年間車の運転の仕事に携わっていて、仕事で年約4万キロ、プライベートで年約2万キロの計6万キロを年間で走行しています。
これは、地球約1.5周分の長さになります。
そんな自分が、運転や交通に関する情報をみなさんにお伝えすることにより、少しでもみなさんのお役に立てばと思い、記事をまとめております。
最近、日本の道路は一般道・高速道路ともに高速化が進められており、道路幅が広く運転しやすい幹線道路や高速道路では、制限速度の引き上げが実施されています。
高速道路では、新東名高速道路(新東名)や東北自動車道(東北道)の一部区間で、制限速度120キロに設定されており、車での移動がますます高速で便利になってきております。
その一方で、制限速度をはるかに超えるスピードで爆走する車も増えてきました。
運転している本人は速い速度で疾走しているため、気もちいいのかもしれませんが、周りにとってはとても迷惑な行為です。
運転は、周りの方々と一緒に走行するという意識が大事になりますので、周りの方々のことを考えない自分勝手な運転は、けっして許されません。
特に、スピードの出し過ぎは極めて危険で迷惑な行為となります。
制限速度の標識や標示をしっかりみて、周りの方々の流れに乗るスムーズな運転が求められます。
では、なぜスピードの出し過ぎがよろしくないのか、具体的に深掘りしていきます。
高速化が進んでいる日本の交通社会ですが、ぜひ安全の意識をもって運転していきましょう。
スピードの出し過ぎがよくない理由とは?!
そもそも、スピードを出し過ぎている車をみると高級車やスポーツカーが多いことに気がつきます(なかには普通車でも、かっ飛ばしている車はいますが)
これらの車は、カーレースを扱ったマンガや実際のF1などで使用される車になっていて、マンガやF1の世界では、一般的な速度をはるかに超えるスピードで走行しているのです。
スピードを出し過ぎてしまう方は、マンガやF1の世界に憧れている方が多く、ご自身も憧れに近づきたいという想いから、むやみやたらにスピードを出してしまうと考えられます。
しかし実際の公道には、ご自身だけでなく他の方々も道路を使用していることも考えなければいけません。
スピードの出し過ぎは、ご自身が危険なだけでなく、周りの方々にもご迷惑をおかけすることになるのです。
運転では、周りの方々への思いやりや配慮の気もちが必要です。
ぜひ、周りの方々のことを第一に考えた運転を心がけていきましょう。
スピードの出し過ぎがよくない理由がこちらです・・・
・周囲の方々へ恐怖心を与える
・接触や衝突の危険性が高まる、また規模が大きくなる
いずれも、周りの交通の方々へ多大なるご迷惑をおかけすることになる理由です。
車という密閉空間のなかで、どうしてもひとりよがりになりがちですが、ぜひ車の外の空気感もしっかり感じながら安全で安心できる運転に努めて参りましょう。
1つずつ、詳しく説明していきます。
「高速道路の適切なスピード」や「一般道で制限速度の標識なしのところでの制限速度」、「道路の制限速度を調べる方法」についての記事も、ぜひご覧ください。
突然のできごとに対して判断や対応が遅れる
運転は、どうしても全部が全部ご自身の思いどおりに動くものではなく、時には思いがけないことが発生します。
道路はみなさんが使用しているため、意思の違いや認識の違いなどで、なにかが起こることもありますし、悪天候や落下物などによる突然のできごとも考えられます。
そう、運転は予想外の展開の連続なのです。
そんな予想外の展開や突然のできごとに対して、スピードを出し過ぎていると、適切に判断したり対応したりするのが難しくなります。
運転中は、常になにか起きることを前提に走行しなければいけません。
スピードを出す=なにも起こらないという前提となりますので、当然なにか起きてもどうしようもできず、危険な思いをすることになります。
運転には、危険予知と危機管理の2つの能力が必要です。
危機管理能力に関しては、適正のスピードで走行していないと発揮されませんので、各道路に設定されている制限速度を意識して運転するようにしましょう。
・スピードを出し過ぎていると、適切に判断したり対応したりするのが難しくなります。
・各道路に設定されている制限速度を意識して運転するようにしましょう。
周囲の方々へ恐怖心を与える
スピードの出し過ぎは、単純に危ないだけでなく周りの交通の方々へ怖い思いをさせることになります。それだけでも、かなり悪質な行為です。
いくら片側2車線以上あって、隣の車線との距離がある程度離れていても、スピードを出し過ぎている車がいきなりやってきたら怖いですし、一気にきて一気に通過していっても、残像が残るくらい怖いイメージしかでてきません。
スピードの出し過ぎは、本人がどう感じるかもありますが、周りの交通の方々がどう感じかも大事です。
周りの方々へ安心していただける運転に努めなければいけません。
高速道路でよくありがちですが、ふつうに走行していたら、いきなりスポーティーな車がエンジン音をふかして、ものすごいスピードで駆けぬけていく光景ですが、いままでせっかく快適に走行していたのに、多少なりとも不快に感じるようになります。
自己欲求だけで運転して、周りの方々に怖い思いをさせるのはいただけません。
たとえ、スピードを出し過ぎている車と近づいてなくて、遠くからその場面をみただけでも、周りの方々は正直イヤな思いしかしませんので、そのあたりの配慮もできる運転をよろしくおねがいします。
・周りの方々へ安心していただける運転に努めなければいけません。
・周りの方々に正直イヤな思いをさせない、配慮のできる運転をよろしくおねがいします。
接触や衝突の危険性が高まる、また規模が大きくなる
スピードの出し過ぎは、判断や対応がおくれるので、当然接触や衝突の危険性が高まります。
こちらは、どれくらい運転レベルが高い人でもあてはまります。
また、スピードがでていればでているほど、接触や衝突があった際に、衝撃が増すため規模は大きくなります。
大事なのは、第一に接触や衝突を起こさないことです。
そのためには、さまざまな安全対策をしていく必要がありますが、スピードをひかえめにすることも1つの方法です。
また、仮に接触や衝突からまぬがれない状況になったとしても、なるべく被害を少なくするように努めなければいけません。
これがかなり大事で、被害を少なくしようとしたために、小規模な接触や衝突で済むケースはけっこうあるのです。
いづれの場合も、なにかあった際に適切な判断と対応ができることが求められますが、スピードをおさえることで、判断や対応できる選択肢が広がりますので、安全や安心のためにもスピードの出し過ぎには気をつけましょう。
・スピードがでていればでているほど、接触や衝突があった際に、衝撃が増すため規模は大きくなります。
・安全や安心のためにもスピードの出し過ぎには気をつけましょう。
さいごに
スピードの出し過ぎは、いろいろと悪影響をおよぼします。
そのことを認識したうえで、幹線道路や高速道路での運転には気をつけなければいけません。
大事なのは、制限速度の標識や標示をよくみて、それにしたがって運転することです。
幹線道路や高速道路では、制限速度内の速度だとだいたいが車の流れを悪くする可能性がありますので、周りの流れにあわせる感じで速度調整するようにしましょう。(ただし、周りの車があきらかに速度が速すぎる場合は、おさえる必要があります)
スピードは、出し過ぎは大変危険で極めてよろしくないですが、出さな過ぎも交通の流れを悪くしてさしまい渋滞などの原因をつくってしまいます。
なので、調整するのがほんとに難しいですが、周りの方々への思いやりと配慮をもっていれば、必ず適正なスピードで走行することができますので、意識してやってみましょう。
とはいっても、スピードを出し過ぎる方が危険なのはたしかですので、まずはスピードをひかえめに運するように心がけていきましょう。
今回のポイントのおさらいです・・・
・周囲の方々へ恐怖心を与える
・接触や衝突の危険性が高まる、また規模が大きくなる
最近は、スピードの出し過ぎについて警察も取り締まりを強化しております。
パトカーや覆面パトカーもよくみかけるようになりました。
違反で捕まると点数も罰金も発生するので、かなり痛手になりますし、そもそもスピードを出し過ぎると危険な思いが増えますので、気をつけいきましょう。
今後も、運転についてさまざまな情報を発信していきます、よろしくおねがいします。
こちらの記事も、ぜひご覧ください。
ツイッターもやっています、ぜひご覧ください。
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