のっぴーです。
今回は、「正しいポンピングブレーキのやり方」について、お話しして参ります。
その前に、軽く自分の経歴からお話しします。
自分は、10年間車の運転の仕事に携わっていて、仕事で年約4万キロ、プライベートで年約2万キロの計6万キロを年間で走行しています。
これは、地球約1.5周分の長さになります。
そんな自分が、運転や交通に関する情報をみなさんにお伝えすることにより、少しでもみなさんのお役に立てばと思い、記事をまとめております。
車を停止させるために使用するブレーキ、車を安全かつ丁寧に停めるためにはブレーキ技術を向上させる必要があり、ブレーキが上手な方は運転全体も上手になります。
ブレーキにはさまざまなテクニックがあり、踏むタイミングや踏む強さなどを、前車との距離や天候などによって、適切に判断して操作することが求められます。
とはいうものの、運転に慣れていない方にとってはブレーキの技術もまだよくわからないという方も多く、不安定なブレーキ操作になりがちです。
運転初心者でも、安全かつわりとかんたんにブレーキ操作ができるテクニックに、ポンピングブレーキと呼ばれるものがあります。
運転しはじめの方の多くは、まずポンピングブレーキを身につけて、ブレーキ技術を向上させています。
では、そんなポンピングブレーキはどのように行えばいいのか、正しいポンピングブレーキのやり方をお話ししていきます。
ぜひ、参考にしてみてください。
正しいポンピングブレーキのやり方とは?!
通常のブレーキは、1回踏みはじめたら停止するまで、ペダルの強弱をつけながら踏み続けていますが、ポンピングブレーキはブレーキペダルを踏むのと離すのを交互に繰りかえす操作になります。
うまい人の通常のブレーキ操作にくらべると、若干ブレーキ時の乗り心地は悪くなりますが、運転に慣れていない方向けのブレーキ操作といえます。
ポンピングブレーキのメリットは、ブレーキのタイミングや強弱の調整がしやすいところにあります。
ブレーキ操作も、全部が一定ではないため柔軟にタイミングや強弱を変えなければいけませんが、ポンピングブレーキはそれがしやすいのです。
ブレーキ操作に不安があり危ない思いをしたり、ブレーキの調整がうまくいかず急ブレーキが多いという方は、ぜひ正しいポンピングブレーキのやり方を身につけて、実践してみていただければと思います。
正しいポンピングブレーキのやり方がこちらです・・・
・はじめは急ブレーキにならない程度に強めにブレーキペダルを踏み、だんだん弱めていく。
・前車や停止線の位置などにあわせて、ブレーキの回数や強さを調整する
まずは、基本に忠実にしっかり停まりたい位置で停まれることを目標に、その後は同乗している方の乗り心地を意識してブレーキ操作をしてみてください。
1つずつ、詳しく説明をしていきます。
「正しいブレーキペダルの踏み方のコツ」や「ブレーキの遊びを上手に使うコツ」についての記事も、よろしければご覧ください。
早めの段階から車が完全に停止するまで数回に分けて、ブレーキペダルを踏んで離してを繰り返す。
ポンピングブレーキは、なるべく早いタイミングで最初のブレーキペダルの踏み込みを行うのが効果的です。
タイミングが早ければ、その分最後の調整もしやすくなります。
そのためにも、速度の出しすぎに注意して前車との車間距離を広くたもつことを意識することが大事です。
そうすることで、余裕をもってポンピングブレーキができます。
車をキレイに停止させるためには、車を完全に停めることが必要です。
車が完全に停まるまで、何回かブレーキペダルを踏んで離してを繰りかえしていきます。
早いタイミングでブレーキを踏みはじめると、しっかり減速ができた状態にもっていけるので、安全かつ丁寧に停まることができるのです。
車が停まるまで、何回ポンピングブレーキをしてもかまいませんので、とにかくご自身が停まりたい位置に正確に停められるように、何回も試みてみましょう。
・早いタイミングでブレーキを踏みはじめると、安全かつ丁寧に停まることができるのです。
・ご自身が停まりたい位置に正確に停められるように、何回も試みてみましょう。
はじめは急ブレーキにならない程度に強めにブレーキペダルを踏み、だんだん弱めていく。
ポンピングブレーキでは、何回かブレーキを踏み分けていくのですが、踏み分けていく際のブレーキペダルを踏む強さにもコツがいります。
ポンピングブレーキをしはじめの段階では、走行していた速度をしっかり落とすために、強めにブレーキペダルを踏むといいでしょう。
この時、あまり強くブレーキペダルを踏みすぎると、急ブレーキとなってしまい、乗り心地が悪くなるだけでなく、周りの交通の方々のご迷惑にもなりますので、気をつけたいところです。
ある程度減速し切ったら、停止位置の調整のためにブレーキペダルを弱めに踏むのがベストです。
弱すぎると、停止しきれないこともありますので、こちらも要注意です。
はじめのうちは、さじ加減が難しいかもしれませんが、何回かやっていくうちに慣れてきて、上手に調整できるようになりますので、とにかくコツコツ続けて、都度修正と改善をしていきましょう。
・ある程度減速し切ったら、停止位置の調整のためにブレーキペダルを弱めに踏むのがベストです。
・何回かやっていくうちに慣れてきて、上手に調整できるようになりますので、都度修正と改善をしていきましょう。
前車や停止線の位置などにあわせて、ブレーキの回数や強さを調整する
ブレーキ操作は、場所や条件、状況によって柔軟に対応する必要があります。
ポンピングブレーキも、臨機応変にブレーキペダルを踏む回数や強さを調整すると、より効果がでます。
交差点と一概にいっても、場所によって形態はさまざまですし、同じ交差点でも天候や時間帯によって、ブレーキの土合も変わってくるわけです。
ブレーキは、主に前車と停止線とのかねあいが強いため、交差点がみえてきたら前車と停止線を意識して、いつでもポンピングブレーキがはじめられるようにしておくと安全です。
また、普段の走行から速度や前車との車間距離の調整を上手に行って、ゆとりと余裕のある運転をすることで、ポンピングブレーキが容易になるため、大事になります。
ポンピングブレーキは、無理やりにならない範囲なら、回数や強さに制限はありませんので、キレイにピッタリ停まれるように調整していきましょう。
・ブレーキは、主に前車と停止線とのかねあいが強いです。
・ポンピングブレーキは、無理やりにならない範囲なら、回数や強さに制限はありません
よりしっかりとブレーキ操作をするために、足元をしっかり固めましょう
ブレーキ操作をより確実に上手にするためは、足元をしっかりすることも大事です。
車でいう足元とは、タイヤのことになります。タイヤは、数ある車の部品のなかでも重要な部品となり、しっかりしたタイヤをはくことにより安定した走行が実現できるため、ブレーキの安定感もより増します。
タイヤは消耗品のため、こまめなメンテナンスと早めの交換を心がけるようにしましょう。
私がおすすめするタイヤは2種類!
ご自身の車にあわせてピッタリのタイヤをかんたんに検索・購入・交換予約ができる「TIREHOOD(タイヤフッド)」様もおすすめ
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さいごに
ポンピングブレーキは、運転初心者でもかんたんにスムーズで安全なブレーキができるため、とてもおすすめです。
自分も、運転しはじめて1年間くらいはポンピングブレーキを実際に使用していました。
ポンピングブレーキの技術を上達させると、ブレーキの感覚がだんだんつかめてきます。
そうしたら、通常のブレーキの踏み方に切り替えて、スムーズに停まれるように練習するのがいいでしょう。
停まれるときに停まりたい位置で確実に停まれることは、運転において必須です。
これができる方は、運転レベルの高い方といえます。
いきなり全部の場面でやるのは難しいですが、意識をもっているだけでもかなり変わります。
この先、何年何十年と長いこと運転に携わることを考えて、停まる技術はつねに磨き続けるようにしましょう。
その一歩として、ポンピングブレーキをぜひ活用いただければと思います。
あらためて、ポンピングブレーキのやり方のおさらいです・・・
・はじめは急ブレーキにならない程度に強めにブレーキペダルを踏み、だんだん弱めていく。
・前車や停止線の位置などにあわせて、ブレーキの回数や強さを調整する
最初はどうしても、ぎこちない操作や感覚になってしまいますが、やっていくと上達していきますので、停止する場面ではどんどんチャレンジしてみましょう。
今後も、運転についてさまざま情報を発信します。よろしくおねがいします。
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タイヤは消耗品のため、こまめなメンテナンスと早めの交換を心がけるようにしましょう。
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