のっぴーです。
今回は、「道路のセンターラインの正しいルール」について、お話しして参ります。
その前に、軽く自分の経歴からお話しします。
自分は、10年間車の運転の仕事に携わっていて、仕事で年約4万キロ、プライベートで年約2万キロの計6万キロを年間で走行しています。
これは、地球約1.5周分の長さになります。
そんな自分が、運転や交通に関する情報をみなさんにお伝えすることにより、少しでもみなさんのお役に立てばと思い、記事をまとめております。
道路には、狭い道以外には対向車との走行範囲をわけるために、センターラインがひかれています。
中央線とも呼ばれるもので、基本的には、センターラインより左側を走行しなければいけません。
センターラインには、種類があります。
種類によって交通ルールが異なりますが、みなさん全て認識しておりますでしょうか。
おそらく、全部を詳しく認識されている方は少ないかと思われます。そこで、今回はセンターラインの正しいルールについて解説して参ります。
「山道をよく運転される方や」
「幹線道路での運転が多い方」
「センターラインのルールがよくわからない」
という方は、ご覧頂けたら嬉しいです。
道路のセンターラインの正しいルールとは?!
道路には、狭い道をのぞいてセンターラインがひかれています。
幹線道路で、中央分離帯がある場合は、中央分離帯がセンターラインの役割を果たします。
通常は、センターラインの左側を走行していれば大丈夫ですが、前方に停車車両がある場合や、山道などで前の車が極端に速度が遅い場合などに、とることができる行動ことが変わってきます。
センターラインは道路や区間によって変わるため、ルールをしっかり認識していないと、違反で捕まる、あるいは危ない思いをすることになります。
正しいセンターラインのルールはこちら・・・
・黄色実線は、はみ出し可能で、線をまたいでの追い越しが禁止(道路幅6メートル未満)
・白色実線は、はみ出しが完全に禁止(道路幅6メートル以上)
主に、こちらの3つがセンターラインの種類で、ルールもそれほど難しくないため、一度覚えれば実際の運転ですぐに使えます。
正しいセンターラインのルールを認識して、運転の知識をより深めていきましょう。
1つずつ、詳しく解説していきます。
「正しい徐行の意味」と「正しい停止線で停まる位置」、「オレンジ線のセンターラインの意味とルール」についての記事も、よろしければご覧ください。
マメムさんの「【ペーパードライバーのための追い越しの仕方】標識とラインの種類をおさらいしましょう。」の記事もとても参考になります、ぜひご覧ください。
白色点線は、はみ出し可能で追い越しも可能(道路幅6メートル未満)
白色の点線のセンターラインは、道路の幅が6メートル未満のところで適用されます。
白色の点線のところでは、車がセンターラインをはみ出すことが可能で、追い越しも可能になります。
なので、前方の停車車両や前の車が極端に遅い場合は、センターラインをはみ出して反対車線へ一度でて、追い越しをすることができます。
追い越しをするときは、周りの状況をよく確認してからしましょう。
先の見通しの悪くない長い直線でするのがベストです。対向車がきていないかも確認する必要があります。
追い越しをしようとしたときに、対向車がきたときは追い越しをやめて、しばらくそのまま走行して、また追い越しできるチャンスがきたら、追い越しするようにしましょう。
とにかく、無理は禁物です。
また、対向車も条件は一緒のため白色点線の道路では、対向車がご自身の車線の方にはみ出してくる可能性もあるので、それをふまえた運転をしましょう。
・追い越しをするときは、周りの状況をよく確認してからしましょう。先の見通しの悪くない長い直線でするのがベストです。
・対向車がご自身の車線の方にはみ出してくる可能性もあるので、それをふまえた運転をしましょう。
黄色実線は、はみ出し可能で、線をまたいでの追い越しが禁止(道路幅6メートル未満)
黄色実線は、道路の幅が6メートル未満のところで適用されます。
黄色実線では、はみ出すことは可能ですが、線をまたいで前車を追い越しすることは禁止となります。
ただし、停車車両を抜くことは追い越しとみなされないため、センターラインをはみ出して抜くことができます。
停車車両を抜く際は、対向車がきていないことと停車車両が急に動くことや、急にドアが開くことに注意して走行しましょう。
少しでも、危なそうでしたら、停車車両の手前で減速あるいは停止します。
黄色実線では、はみ出して追い越しはできませんので、山道などで極端に遅い車がいる場合も追い越しできません。
しばらく後ろを走行して、白色点線に変わってから、追い越しするようにしましょう。
しかし、あくまでもセンターラインをはみ出しての追い越しが禁止となるだけのため、センターラインをまたがなければ追い越しは可能です。
とはいうものの、自動車でセンターラインをまたがないで追い越しをするのは、実質不可能なところがほとんどです。
しかし、バイクなら可能なケースが多いので、そのあたりもふまえて走行できると、なおよろしいかと思います。
・停車車両を抜く際は、対向車がきていないことと停車車両が急に動くことや、急にドアが開くことに注意して走行しましょう。
・バイクなら追い越しが可能なケースが多いので、そのあたりもふまえて走行できると、なおよろしいかと思います。
白色実線は、はみ出しが完全に禁止(道路幅6メートル以上)
白色の実線のは、道路の幅が6メートル以上のところで適用されます。
白色実線のところでは、はみ出すこと自体が禁止です。追い越しもできません。
ただし、白色実線の場合もあくまで線をまたがなければの話になるので、バイクは線をまたがらなければ追い越しが可能になります。
自動車は、物理的に追い越しが不可能になります。
山道で、急なカーブや勾配のときにセンターラインをはみ出すと、大変危険な区間では白色実線のところがあります。
白色実線で、車をセンターラインからはみ出して運転、あるいは追い越しのために線をまたぐのは、対向車に多大な迷惑がかかるうえに大変危険なため、絶対やめましょう。
道幅が6メートル以上あるので、道路が片側2車線通行であり、走行している2車線の方は白色点線でくぎられているところもあります。
この場合は、わざわざセンターラインをはみ出さなくても、車線変更や追い越しは可能になります。
車線変更や追い越しの際は周りの交通に気をつけながら、ミラーや目視をしっかりして、余裕をもって操作するように、心がけましょう。
・白色実線で、車をセンターラインからはみ出して運転、あるいは追い越しのために線をまたぐのは、大変危険なため、絶対やめましょう。
・道幅が6メートル以上あれば、だいたいの道路が片側2車線通行であり、走行している2車線の方は白色点線でくぎられているところがほとんどです。
さいごに
センターラインの正しいルールは、正直知らなくてもある程度は、運転できるかと思います。
しかし、知っているのと知らないのでは、運転の難易度がだいぶ変わります。
運転の難易度を下げて、楽に運転するためには、やはり運転への知識や情報を増やしていく必要があります。
センターラインのルールも、その1つといえます。
あとは、失敗を恐れずにどんどん運転していくことです。
運転して、実際にご自身の目でみたり実際にやってみたりすることで、いい経験なり身につくことも多いので、ぜひやっていきましょう。
改めて、センターラインの正しいルールのおさらいです・・・
・黄色実線は、はみ出し可能で、線をまたいでの追い越しが禁止(道路幅6メートル未満)
・白色実線は、はみ出しが完全に禁止(道路幅6メートル以上)
センターラインの種類は、3種類なので、比較的覚えやすいかと思います。しっかり覚えてより安全に快適な運転をしていきましょう。
今後も、運転に役立つ情報をどんどん発信していきかます。お時間がありましたら、またぜひご覧頂ければと思います。
マメムさんの「【ペーパードライバーのための追い越しの仕方】標識とラインの種類をおさらいしましょう。」の記事もとても参考になります、ぜひご覧ください。
こちらの記事も、よろしければご覧ください。
ツイッターもやっています、ぜひご覧ください。
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