のっぴーです。
今回は、「車間距離の目安」について、お話しして参ります。
その前に、軽く自分の経歴からお話しします。
自分は、10年間車の運転の仕事に携わっていて、仕事で年約4万キロ、プライベートで年約2万キロの計6万キロを年間で走行しています。
これは、地球約1.5周分の長さになります。
そんな自分が、運転や交通に関する情報をみなさんにお伝えすることにより、少しでもみなさんのお役に立てばと思い、記事をまとめております。
運転では、極力周りの車や歩行者・自転車などに近づかないようにすることが鉄則でございます。
他の方々との距離が近すぎると、いざというときに対応ができなくなるためです。
特に、前車との車間距離は大事で接触や衝突の際の原因で多いのが、速度の出しすぎと前車との車間距離不足になります。
また、前車への追突での衝突では、規模が大きくなる可能性も高く、2台だけでなく3台、4台と玉突きになることもあります。
なるべく、車間距離をあけて走行するのが望ましいですが、速度に対して車間距離をどのくらいあけて走行すればいいのか、ご存じないかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、今回車間距離の目安について詳しくお話ししていきます。
ぜひ、車間距離の保持と安全運転のために活用いただければと思います。
車間距離の目安とは?!
車間距離を適度にあけるだけでも、他の方との接触や衝突はかなり防ぐことができます。
まずは、前車が急に停まってもこちらが十分対応できる距離をたもつことを心がけましょう。
車間距離の目安は、走行している速度によって違います。
正確には、空走距離と制動距離をあわせた距離の分、前車との間隔をあける必要があります。
つまり、速い速度で走行すればするほど空走距離も制動距離ものびますので、必要な車間距離ものびるということになります。
そのため、スピードメーターをみながらご自身が走行している速度と前車との車間距離をこまめに確認するようにしましょう。
速度に対しての適切な車間距離は、おおまかな目安がありますので、そちらを認識して実際の運転で活かしていただける、いざというときも冷静に対応できますので、安全で安心です。
車間距離の目安がこちらです・・・
・高速道路では時速のキロと同じ数字分のメートル
・信号待ち時は、車1台分あける
・0102運動も効果的です
一般道を走行しているか高速道路を走行しているかによって、目安の計り方がかわります。
また、信号待ち時にも車間距離の目安がありますので、あわせて身につけていきましょう。
1つずつ、詳しく説明をしていきます。
「信号待ち時の車間距離のとり方」についての記事も、ぜひご覧ください。
一般道では時速のキロに対してマイナス15したメートル
一般道では、ご自身が走行している時速のキロに対して、マイナス15したメートルが目安となります。こちらの目安は、時速60キロまで適応できます。
具体的には・・・
時速40キロ・・・22メートル
時速50キロ・・・32メートル
時速60キロ・・・44メートル
となります。
速度によって多少ばらつきはありますが、時速のキロに対してマイナス15したメートルという計算です。
一般道では、信号をはじめ前車が急に原則的したり停止したりすることが考えられます。
なので、そのことを意識して運転する必要があります。
また、前車だけでなく後方や側方との距離もなるべくあけるように努めましょう。
特に、交差点の付近や交差点内は気をつけなければいけません。
前車との車間距離についても、雨や雪の日や夜間で明かりが少ないところや霧が濃いなどの悪条件の場合は、通常の目安よりも車間距離をあけて走行するように心がけましょう。
・一般道では、信号をはじめ前車が急に原則的したり停止したりすることが考えられます。
・悪条件の場合は、通常の目安よりも車間距離をあけて走行するように心がけましょう。
高速道路では時速のキロと同じ数字分のメートル
高速道路では、速度が速くなる分速度のマイナス15のメートルでは、車間距離が足りなくなります。では、どうすればいいのか。
高速道路を走行の際は、ご自身が走行している時速のキロと同じ数字分のメートルが、車間距離であけるべき間隔となります。
マイナス15をしないで、スピードメーターに表示されている数字分のメートルを前車と離すようにしましょう。
具体的には・・・
時速100キロ・・・112メートル
となり、速度が速くなるほど目安となる車間距離も長くなるのです。
高速道路では、一定距離で車間距離を確認するための緑色の看板がでてきます。こちらを使って、前車との車間距離を計ることもおすすめです。
高速道路は速度が速い分、なにかあった際の規模が大きくなりますので、一般道以上に車間距離に気をつかうようにおねがいします。
また、速度が速くなる分濡れた路面や横風の影響を受けやすくなりますので、そのあたりにも注意をして運転しましょう。
・高速道路では、一定距離で車間距離を確認するための緑色の看板がでてきます。
・高速道路は速度が速い分、なにかあった際の規模が大きくなりますので、一般道以上に車間距離に気をつかうようにおねがいします。
信号待ち時は、車1台分あける
走行時の車間距離だけでなく、信号待ちの時の車間距離も大事になってきます。
交差点の信号待ち時でのトラブルも意外とありますので、車間距離を意識する必要があるのです。
信号待ち時は、走行時ほど間隔をあける必要はありませんが、それでもなにかあった際に適切に対応できる分の車間距離はあけるのが望ましいです。
ベストなのは、車1台分あけることです。
車1台分の間隔があれば、余裕をもって次の行動ができますし、急なブレーキやハンドルの操作にも落ちついて対応できます。
走行時もそうですが、信号待ち時も余裕をもって運転することは、とても大事であり、車間距離をとることで心の余裕も生まれてくるのです。
ただし、前との間隔をつめないと後ろがつまって、かえって迷惑をかけてしまう場面もありますので、そのあたりは臨機応変に対応できるようになると理想的です。
そのためには、知識と経験がかなり必要になりますので、どんどん運転して知識と経験を身につけていきましょう。
・ベストなのは、車1台分あけることです。
・前との間隔をつめないと後ろがつまって、かえって迷惑をかけてしまう場面もありますので、そのあたりは臨機応変に対応できるようになると理想的です。
0102運動も効果的です
とはいっても、目安のメートルがわかったところで、看板などの表示がないかぎりは正確な距離は計れないかと思われます。
高速道路の一部区間にしか、車間距離を計るための表示はないため、距離感覚にすぐれている人でないかぎり、ちゃんとした距離をあけて走行することは不可能です。
それを解決するために、埼玉県警が以前行っていた、「0102運動」というのがとても効果的です。「0102運動」を使えば、適度な車間距離をたもつことができます。
やり方としては、まず前方あるもののなかで目標物を定めて、その目標物を前車が通過してから、カウントをとりはじめて、ゆっくり「0」「1」「0」「2」とかけ声をかけて、「2」のときにご自身の車が目標物を通過するように車間距離を調整するという方法です。
こちらを使えば、距離感覚がわからなくても、すぐに適切な車間距離を知ることができます。
このときポイントとしては、分かりやすくて目立つものを目標物に設定することと、かけ声をご自身が思っているよりもゆっくりすることが大事です。
安定した運転ができることがベストですが、運転はその時の体調や気分が如実に表れるものなので、どうしても不安定になるときもあります。
運転していて、不安定だと感じたり車間距離がうまく定まらないと感じたら、ぜひ「0102運動」を取りいれてみて、車間距離と運転を安定させるように努めましょう。
・「0102運動」を使えば、距離感覚がわからなくても、すぐに適切な車間距離を知ることができます。
・ぜひ「0102運動」を取りいれてみて、車間距離と運転を安定させるように努めましょう。
さいごに
車間距離が大事とはよくいわれますが、実際にどのくらいたもてばいいのか、わからないという方も多いと思います。
そうなると、実際の運転で適切な車間距離をとることが難しくなります。
とはいえ、運転中に正確な距離を計ることもなかなかできないので、今回お話しした目安を活用いただければ、十分な車間距離をとることができます。
車間距離がつまっていると、危険性が高いだけでなく、前車へ圧迫感を与えてしまい、悪影響になってしまいます。
ぜひ、ご自身だけでなく周りの方々のためにも、車間距離をあけるように、おねがいします。
また、なにか危険を感じたらすぐに停まれる準備をいつもしておくことも大事ですので、車間距離をあけることと一緒に心がけていきましょう。
今回のポイントのおさらいです・・・
・高速道路では時速のキロと同じ数字分のメートル
・信号待ち時は、車1台分あける
・0102運動も効果的です
一般道でも高速道路でも、ゆとりのある運転が求められます。
車間距離をあけることもその1つになりますので、ぜひ意識して運転しましょう。
今後も、運転についていろいろな情報をお届けしていきます。よろしくおねがいします。
こちらの記事も、ぜひご覧ください。
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