のっぴーです。
今回は、「中央自動車道(中央道)の制限速度の変化」について、お話しして参ります。
その前に、軽く自分の経歴からお話しします。
自分は、10年間車の運転の仕事に携わっていて、仕事で年約4万キロ、プライベートで年約2万キロの計6万キロを年間で走行しています。
これは、地球約1.5周分の長さになります。
そんな自分が、運転や交通に関する情報をみなさんにお伝えすることにより、少しでもみなさんのお役に立てばと思い、記事をまとめております。
中央自動車道(以下 中央道)は東京都杉並区の高井戸インターから愛知県小牧市の小牧ジャンクションまでの本線と、山梨県の大月ジャンクションから河口湖インターまでの支線からなる高速道路です。
東京と名古屋、その先の関西地区を最短で結ぶルートとして、高速道路の創成期から計画されていた高速道路で、途中いくつか建設上の困難がありながらも、1982年に全線開通して、今では40年ほどの歴史ある高速道路となりました。
そんな中央道ですが、区間によって周辺の風景が変わると同時に道路形状も激しく変化する高速道路です。
そのため、道路形状にあわせて制限速度も変化していきます。
今回は、中央道の制限速度の変化についてお話ししていきます。
中央道を走行の際は、ぜひ参考にしていただき、安全に運転していただければと思います。
中央自動車道(中央道)の制限速度の変化を解説!
高速道路の制限速度は、車線の数や車線の幅、道路形状によって決められております。
同じ高速道路でも、車線数や道路形状は変化しますので、制限速度も変化していきます。
基本的には、平野部の平坦な道の場合は道路も比較的走行しやすい直線のところが多いため制限速度は高めに、逆にカーブや勾配が激しい区間は制限速度が低めに設定されています。
中央道は、他の高速道路と比べても変化の激しい高速道路で、全線通して走行する場合をはじめ、部分的な走行でも別の区間の制限速度をイメージしていると制限速度が違うことがあるため、気をつけなくてはなりません。
中央道の区間ごとの制限速度をしっかり認識して、中央道のドライブを快適に楽しいものにしていきましょう。
今回のポイントはこちらです・・・
・高井戸IC~八王子ICは、制限速度の変化が激しいため注意
・笹子トンネルと恵那山トンネル周辺は、制限速度が時速70キロに減速
中央道では、基本的な制限速度の設定があるものの、一部区間では制限速度の変化があるため、その変化に上手に対応しておく必要があります。
1つずつ、詳しく説明をしていきます。
「東名高速道路(東名)の制限速度の変化」についての記事も、よろしければぜひご覧ください。
ほとんどの区間で時速80キロ制限速度
中央道は、本線や支線のほとんどの区間で制限速度が時速80キロで設定されています。
基本ベースが時速80キロだと覚えておくといいでしょう。
中央道は、一部区間をのぞいて片側2車線であり、中央アルプスや南アルプスの近くを通り山岳地帯がほとんどのため、この制限速度に設定されています。
東京~名古屋を通る高速道路としては他に東名高速道路(以下 東名)があり、東名は海岸沿いの比較的緩やかなところがメインとなるため時速100キロに設定されていますが、中央道は山岳地帯の走行がメインとなるため、制限速度が東名よりも低い設定となっています。
中央道は、途中山梨県の甲府市や長野県の諏訪市や飯田市、岐阜県の中津川市や多治見市などの都市を通りますが、どちらの都市でも少なからずカーブや勾配があるため、険しい区間と同様の制限速度になっています。
中央道を走行の際は、時速80キロがベースで、あとは区間による制限速度の変化を見きわめて、上手に対応していくことが求められます。
・中央道は山岳地帯の走行がメインとなるため、制限速度が東名よりも低い設定となっています。
・時速80キロがベースで、あとは区間による制限速度の変化を見きわめて、上手に対応していくことが求められます。
高井戸IC~八王子ICは、制限速度の変化が激しいため注意
中央道のなかでも、起点の高井戸インターから東京都八王子市の八王子インターの間は、東京の都市部を走行する区間となり、まっすぐで走行しやすい道が続いています。
そのため、制限速度も高めに設定はされているかと思いきや、実はこの区間は中央道で一番制限速度の変化が激しい区間となっているのです。
まず、起点の高井戸インターから三鷹料金所までは起点に接続している首都高4号新宿線からの流れで制限速度が時速60キロに設定されています。
三鷹料金所から稲城インター手前までの短い区間だけ時速80キロにあがります。
そして、ようやく稲城インター手前から時速100キロと中央道で一番制限速度の高い区間を迎えます。時速100キロの区間は八王子インター手前まで続きます。
東名や東北自動車道、関越自動車道など中央道以外の首都高から延びている主要高速道路は、距離は違えど起点からしばらく時速100キロの区間が続きますが、中央道だけは時速60キロスタートに加えて、時速100キロの区間が短めの設定のため、気をつけ走行する必要があります。
・起点から、時速60キロ、80キロ、100キロと順に変化していきます。
・中央道は時速60キロスタートに加えて、他の首都圏主要高速道路に比べて時速100キロの区間が短めの設定です。
笹子トンネルと恵那山トンネル周辺は、制限速度が時速70キロに減速
中央道は、そのほとんどが山岳地帯の走行となり、それに伴い全国的にも有名な長いトンネルがいくつか設置されていて、慎重な走行が求められます。
中央道でメインとなるトンネルが東京都と神奈川県の県境にある小仏トンネルに、山梨県の東部と中西部の間にある笹子トンネル、長野県と岐阜県の県境にある恵那山トンネルの3つです。
そのうち、笹子トンネルと恵那山トンネルはより走行の際気をつける必要のあるトンネルのため、両トンネルの前後は制限速度が70キロに減速します。
笹子トンネルと恵那山トンネルは、トンネル内だけでなく、トンネル前後も急カーブや急勾配のところが多いため、時には制限速度をはるかに下回る走行で走行する必要もあります。
笹子トンネルと恵那山トンネルが近づいたら、速度をひかえめにするとの同時に制限速度の標識をしっかりみて、制限速度の変化に敏感に反応するようにしましょう。
・笹子トンネルと恵那山トンネルはより走行の際気をつける必要のあるトンネルのため、両トンネルの前後は制限速度が70キロに減速します。
・速度をひかえめにするとの同時に制限速度の標識をしっかりみて、制限速度の変化に敏感に反応するようにしましょう。
さいごに
中央道は、制限速度の変化が激しい高速道路です。
区間ごとに変わる制限速度をしっかり認識したうえで、制限速度の標識をみるクセをつけて、運転することが大事です。
その他、雨や雪などの悪天候時や工事で車線規制している場合は、制限速度が通常より低くなることがありますので、気をつけたいところです。
制限速度の変化に対応できれば、中央道は景色もいいですし、サービスエリアやパーキングエリアも多めに設置されているため、とても走行しやすい高速道路だといえます。
ぜひ、起点から終点あるいは終点から起点まで中央道を一通り走行して、中央道の素晴らしさを感じていただければと思います。
その際は、制限速度に気をつけて運転しましょう。
あらためて、今回のポイントのおさらいです・・・
・高井戸IC~八王子ICは、制限速度の変化が激しいため注意
・笹子トンネルと恵那山トンネル周辺は、制限速度が時速70キロに減速
中央道を走行していると意外と制限速度を認識されていない車を多くみかけます、安全に快適に運転するためにも、制限速度をしっかり認識しましょう。
今後も、運転についてさまざまな情報を発信していきます、よろしくおねがいします。
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